開業月から算定し収益145%アップ!ベテランも悩んだ加算

合同会社こはく

近藤加代子さん(管理者・介護職員・相談員),松田雪絵さん(介護職員・相談員)

課題
  • 加算に関する知識が無かった
  • LIFEへの正確な情報入力に不安があった
  • 安定した収益確保に不安があった
結果
  • 開業初月から個別、口腔、入浴加算(Ⅱ)を算定
  • 残業もなく、抜け漏れのないLIFEへの情報提出を実現
  • 初月から算定し、収益145%のアップ
  • 社名・事業所名:合同会社こはく こはく
  • 所在地:東京都あきる野市
  • 定員数:10名
  • 専門職:看護師在籍

東京都あきる野市にある「こはく」は、定員10名の地域密着型の通所介護事業所です。ケアマネジャーとして従事していた近藤加代子さんと、介護職員歴20年以上の松田雪絵さん、在宅経験豊富な看護師、訪問介護でサービス提供責任者をしていた4名が2022年9月に開業しました。現在この職員4名と、パートタイマーの介護福祉士2名、機能訓練指導員を兼ねたパートタイマーの看護職員が1名が在籍しています。

開業したばかりにも関わらず、開業初月から定員は満員。さらに個別機能訓練加算、口腔機能向上加算、入浴介助加算(Ⅱ)、LIFEへの情報提出が必要な科学的介護推進体制加算を開業と同時に算定するなど、レベルの高い経営を実現されています。

ベテラン職員だからこそ、機能訓練なども含めた高いレベルのサービスを最初から提供したいという想いを持っておられましたが、各加算の算定には自信がなかったようです。そこで、開業と同時にリハプランの導入を決められました。初月から算定し、現在は145%の収益を実現されています。他の施設と比較した際にも、レベルの高いサービスが受けられるということで選ばれることが多いそうです。今回は、管理者・介護職員・相談員を兼務されている近藤さんと、敏腕介護職員、相談員としても活躍している松田さんの両人にお話を伺いました。

ベテランでも加算については無知だった

利用者の長寿を目指し、「こはく」という名前にして一軒家の通所介護事業所を2022年9月に開業しました。この家はもともと、私(近藤)が母親を最後まで看取った家です。その場所を使って何かをしたい、という想いから、「事業所を開設しよう」と思い立ちました。

そこで、以前から敏腕介護職員として近くの大規模介護施設で主任として従業員をまとめ、相談員として働いていた松田に「一緒にやろう」と声をかけたんです。

話をしてもらって近藤の想いに共感した私(松田)は、即決で転職して事業所のメンバーに加わることを決めました。

算定の知識があまりない介護職員が多い事業所では、「減算定するくらいなら算定しないほうがいい」と思っているケースが多いですが、新しく作る「こはく」では、加算算定にも積極的に取り組もうと決めていました。

とはいえ、加算算定の知識には自信はなかったです。そこでインターネットで加算算定の知識を調べている中で、リハプランのことを知りました。いろいろと学びの多いサイトだなと思えたこともあり、興味を持ちました。

現場経験者がいる安心感がリハプラン導入の決め手

開業開始に伴い導入するソフトは、給付管理もできるものを使用したいと考えていました。そのため、給付管理がないリハプランは、魅力的ではあったものの、導入するのは決めかねていたんです。

ところが、担当者の方と何度も相談していると、とても丁寧に説明いただき、安心して加算算定できることや、現場に寄り添ったサポートがついていることがよくわかりました。その一押しがあって、導入することを決めました。

「現場経験者がいて、何でも相談できる」と感じられたことは大きかったです。

高付加価値サービス体現を後押し

ベテランのメンバーで立ち上げるからこそ、個別機能訓練などの「プラスアルファ」の付加価値も提供できる、レベルの高いサービスを作りたいと考えていました。

スタッフは皆ベテランではあるものの、個別機能訓練や口腔機能向上などを実施するのは実は初めてのことでした。だからこそ、しっかりと加算算定のできるリハプランを使用して、利用者様に対してさらに個別性の高いデイサービスにしたかったんです。

開業初月から各加算を算定できた

開業したてで何が何だかわからない状態の中でも、リハプランを使った計画書の作成方法や目標の立て方などをサポート担当の方に丁寧に教えていただくことで、初月からなんとか各種加算が算定できました。LIFE提出操作を行ったときにはスムーズに行き過ぎで身震いしたのを覚えています。

開業月から滞りなく加算算定ができたのは、簡単に操作できるシステムと、丁寧なサポートがあったからこそです。個別機能訓練、口腔機能向上加算、入浴介助加算(Ⅱ)、科学的介護推進体制、これらをすべて算定できました。

ハードルが高いLIFE関連加算の算定もスムーズに

私(松田)も大規模施設で加算算定をした経験がありますが、開業してすぐにここまで多くの加算を取れる施設はそこまでありません。

現に、以前勤務していた施設では、LIFE関連加算の算定に1年近くかかっていましたが、「こはく」では開業初月から算定できました。LIFEへの情報提出でも、リハプランは必要な情報が自動で反映されるため、とても安心してできています。

不安だったICTツールの操作もサポートで乗り切れた

最初は使い方についてわからないことも多かったですが、とにかくやるしかない状況の中、なんとか慣れていきました。今はもう、簡単に操作ができるようになっています。3回目の個別機能訓練計画書の作成は余裕を持ってできそうです。

施設内の看護師も、使い方には慣れたようです。機能訓練の経験をしてきていない看護師を雇用する際にも、「リハプランがあるから大丈夫ですよ」と伝えることで、不安を払拭させられています。

開業初月から算定し収益145%に。利用者の満足度も良好

最初から定員は満員だったので、定員については増加はありませんが、収益のほうは上がってきています。開業初月から加算算定できたことで、現在は収益が初月比145%にまでアップしました。

同時に、自立支援もしっかりと取り組んでいるため、利用者様からも満足いただいている状態です。

リハプランのおかげで、身体機能も改善

うつむき加減だった姿勢の利用者様の家族の方から「以前より姿勢が良くなった」と言われました。

訪問リハビリが入っている利用者様については、セラピストより「こはくに行くようになってからよく歩けるようになってきています。掴まらなくても歩けるようになりました」とのお言葉をもらいました。

リハプランがなければ、ここまできめ細かな個別機能訓練はできていません。ゼロベースでやるより、はるかにレベルが高いことができているな、と実感しています。

オンリーワンプログラムの提供に全力を注げる

「こはく」の売りには、介護業界の各分野で活躍してきた経験豊富なスタッフが対応する点はもちろんですが、他の施設ではほとんど実施されていない送迎前後の居宅内介助の実施や、朝食・夕食の提供などがあります。

さらに、そこにリハプランが加わることで、よりレベルの高いサービス提供ができるようになっています。

ある利用者様の話なのですが、ホームヘルパーとの相性などもあり、なかなか介助がうまくいっていなかった方がいました。そこでケアマネジャーの推薦で「こはく」の居宅内介助に切り替えたところ、体調も機嫌も大きく改善されました。利用者様の家族も「いい施設を紹介してくれてありがとう」とケアマネジャーにいたく感謝されていたそうです。

コミュニケーションを大事に今後も自立支援に取り組む

気持ちの変化がADL(日常生活動作)の機能を一番上げるのではないかな、という仮説を持っています。だからこそ、今まで通り、コミュニケーションを重視していきます。その上で、リハプランを使って機能訓練をするとさらにADLがアップするのかな、と考えています。

自立支援するにしても、いろいろな部分でコミュニケーションを取っていくと、一人ひとりに「スイッチ」があります。そこを見極めるのが難しくもあり、楽しくもあります。そこにやりがいを感じてもいます。

私(近藤)や「盛り上げ隊長」とも呼ばれる松田を筆頭に、これからも利用者様が「きてよかった」「楽しい」と思ってもらえるようなサービスを提供していきます。

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