入浴特化型でも効果的なリハビリを実現!自立支援に向き合える環境へ

地域密着型通所介護

管理者

課題
  • 個別機能訓練計画書の目標設定に悩んでいた
  • 書類作成に時間がかかり、残業が増えていた
  • 機能訓練の提供時間が短いのが気がかりだった
結果
  • 計画書の具体的な目標設定ができるようになった
  • 現場と向き合える時間が増え、質の高い介護サービスを実現
  • 自宅で出来るトレーニングを組み合わせて効果的な機能訓練
  • 社名・事業所名:地域密着型通所介護 
  • 所在地:香川県
  • 定員数:11名
  • 専門職:看護師在籍

短時間の入浴に特化したデイサービスを手掛ける事業所A(名称非公開)は、定員11名で午前、午後の2単位型の地域密着型の通所介護事業所です。通常のデイサービスでは、レクリエーションを受けて長時間滞在するのが一般的ですが、同事業所ではわずか3時間の滞在に抑えて「入浴サービスを受けたい」というニーズに対して、忠実にサービス提供をされています。

また、2016年から個別機能訓練加算に取り組まれています。しかし、お取り組みのなかで個別機能訓練計画書の作成に時間がかかり、残業時間が増加していたことや、利用者に対する個別具体的な計画書を作成できていなかったことに課題を感じられていました。

今回は、そのような課題意識からRehab Cloud リハプランの導入を決められた事業所Aの管理者様に、サービスを導入したきっかけやその後の効果について、お話を伺いました。

入浴特化型のため機能訓練計画書の作成に不慣れ

私たちは入浴に特化した短時間のサービスを提供しています。そのため、サービス時間が短く、基本料金だけでは経営がなかなか成り立たないというのが実情です。

そのような背景から、2016年から個別機能訓練加算に取り組んできました。しかし、作業療法士や言語聴覚士などの専門スタッフが不在だったため、個別機能訓練計画書は管理者である私一人で作成するという状況でした。

営業時間内では作成が終わらず、残業時間が増加

個別機能訓練計画書の作成には多大な時間がかかりました。不慣れだったということもあり、利用者1人あたりにつき30分ほどは時間をかけていたと思います。

月によって多少は異なりますが、多い月では10時間(=20名分)は作成に費やしていたのではないでしょうか。もちろん営業時間内で作成することは難しく、遅くまで残業をして作成していました。

個別性を重視した計画書が作れず、ケアマネジャーから指摘

専門職のスタッフが不在のなか、利用者様の身体機能に合わせた個別具体的なプランを私一人で作成するのは困難でした。さまざまな書物や、他の事業所の計画書を参考に作成していましたが、なかなか上手く作成ができず、どの利用者様に対しても同じような内容の計画書になってしまったのです。

その結果、ケアマネジャーからは「利用者様ごとに身体症状が異なるのに、なぜ同じような計画書を作成しているのですか」と指摘を受けてしまいました。

実は、同時期に柔道整復師の方を採用したのですが「今の状況では利用者様の自立支援に携われない」という理由から退職をされています。このような事態が重なり「このままでは長続きはしない」と感じたため、対応策を真剣に検討し始めました。

リハプラン導入が職場環境の改善に寄与

リハプランの存在は、ダイレクトメール(FAX)を通じて知りました。最短3分で利用者一人ひとりに合わせた計画書を作成できることや、専門家のサポートが付いていることなど、かゆいところまで手が届くサービスであると感じたため、社内で稟議を進めたところ、すぐに導入が決まりました。

最近では人手不足に悩まされている業界も多いと思いますが、そのなかでも介護業界は人材を確保するのが特に難しい業界だと言われています。そのような状況下で退職者が増えてしまうのは、経営的にも大変厳しいことです。そのため、まずは働く人たちの労働環境を改善することが大切だと考え、サービスの導入に至りました。

機能訓練計画書の作成時間を1/3に削減

リハプランを導入したことで、利用者1人あたりに30分ほどかけていた個別機能訓練計画書の作成時間を10分にまで短縮できました。また、2回目以降の作成ではコピー&ペーストをしてさらに時間短縮を図れています。

リハプランでは、生活機能チェックシートや身体機能評価など、すべてのデータが連携しているため、利用者一人ひとりに適した目標やプログラムを作成することができています。計画書の質を高めつつ、さらに時間短縮までできるというのは、介護事業所として非常に嬉しいポイントでした。

LIFE提出はアラート機能でミスの不安を払拭

リハプランはLIFEへの書類提出にも役立っています。個別機能計画書を作成したタイミングでLIFE提出に必要な項目が自動で反映されるため、転記の作業がなくなりました。

また、入力内容に抜け漏れがあった場合にはアラートが表示されるため、ミスをする心配がありません。以前までは直接手作業で入力をしていたため、ミスをして差し戻しになることが何度かありましたが、今では安心して提出ができています。

分業も実現し、スタッフ間の仕事がスムーズに

私個人としては、書類作成作業を分業できるようになったことが非常に助かっています。私が基本情報さえ入力しておけば、あとはスタッフに作成をお願いできます。操作案内が付いているため、誰でも簡単に操作できる点が嬉しいポイントです。

また、一人ではなく、複数人でチェックができるようになったことで、書類内容のなかで違和感や誤りがあればすぐに気がつけるようになりました。

介助なしで自宅のお風呂に入れるような機能訓練を実践

リハプランを導入したことで、実用的な個別機能訓練計画書を作成できるようになりました。利用者一人ひとりに合わせて作成される目標や運動マニュアルは、リハビリの専門家が考案したものなので、実際に利用者様の身体機能を高められていると感じます。

短い機能訓練の提供時間を一工夫で打破

私たちは入浴に特化した短時間のデイサービスを提供しているため、実際に訓練に当てられる時間は5分〜10分ほどです。入浴にかける時間が多い分だけ、どうしても訓練の時間は短くなってしまいます。そのため、利用者様がご自身の住まいでもお風呂に入れるように、ご自宅でもできる訓練内容を印刷してお渡ししています。

リハプランを活用すれば2,200種類の運動マニュアルをご案内できるため、利用者様に合わせた適切なご提案が可能です。以前まではケアマネジャーから個別機能訓練計画書の内容についてご指摘を受けていましたが、リハプランを導入したことで、今後はそのようなご指摘を受ける心配はなさそうです。

デイサービスとして、利用者の“自立支援”に貢献していきたい

個別機能訓練計画書の作成に追われていた以前とは異なり、今では時間的にも精神的にも余裕ができました。リハプランを導入したことで、これまで以上に気配りや目配りができるようになったのは、介護事業所として大きな進歩だと感じています。

私たちは、デイサービスとして利用者様の“自立支援”に貢献したいと考えています。デイサービスを卒業していただいて、利用者様自身がご自宅で入浴できるようにすることが私たちの目標です。この目標を達成するために、今後もリハプランのような科学的介護を推進するICTツールを積極的に活用して、一人でも多くの利用者様とそのご家族の笑顔を増やしていきたいと思います。

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