理学療法士の視点からも効果を実感!個別リハに専念できる

Grow Life合同会社

宮崎太佑さん(理学療法士)

課題
  • 計画書や記録業務に時間がかかっていた
  • 収益アップのためにLIFE関連加算を取得したかった
  • 職員を増やしたかったけど採用が難しかった
結果
  • リハビリに集中できるようになった
  • LIFE提出が要件の加算を3つ算定できた
  • パート1名を雇った費用対効果を得られている
  • 社名・事業所名:Grow Life合同会社 リハビリ専門デイサービス リハプラス
  • 所在地:福岡県直方市
  • 定員数:21名
  • 専門職:理学療法士、看護師在籍

福岡県直方市にあるリハビリ専門デイサービス「リハプラス」は、2022年3月に開業した定員数21名、地域密着型の通所介護事業所です。「利用者様の身体機能や生活状況などを把握し、一人ひとりに向き合ったサービスを提供したい」との思いから、個別リハビリに注力しています。

職員は全7名の内、3名が理学療法士で、集団体操や機械での運動ではなく、機能改善にこだわった適切な運動指導が受けられることが特徴です。1回3時間のご利用の中で、約25分の個別リハビリのほか、自主練習や物理療法などを行っています。

同事業所では、2023年2月に、個別機能訓練加算(Ⅰ)と運動器機能向上加算でRehab Cloud リハプランを導入いただきました。導入後は、書類業務負担が大幅に軽減し、LIFE提出に対する苦手意識も減ったため、2023年4月からは新たに個別機能訓加算(Ⅱ)、科学的介護推進体制加算、ADL維持等加算に取り組まれています。

今回は管理責任者兼生活相談員に加え、理学療法士としても働いている宮崎太佑さんにRehab Cloud リハプランを導入いただいたきっかけやその後の効果について、お話を伺いました。

書類作成業務に時間がかかっていた

私は開業前、別のデイサービスで理学療法士として勤めており、そこではYouTubeでの集団体操と10分程度の個別リハビリを提供していました。しかし、「もっと一人ひとりに向き合った運動を提供したい」、「今後はデイサービスで個別リハビリが重要視されるだろう」と考え、開業を決意しました。

リハビリ専門デイサービス「リハプラス」は、私を含め理学療法士が3名在中しているため、プログラム立案や運動指導に対しての不安はありません。しかし、利用者様が増えるとともに書類業務の負担が大きくなり、「もっと個別リハビリに集中できる環境を作りたい」と考えるようになりました。

手打ち入力が負担。LIFE算定に踏み切れなかった

リハプラン導入前は、介護請求ソフトに提供時間の入力や担当者名、プログラム内容をその都度打ち込んでおり、大変でした。個別機能訓練計画書の作成においては、ネットで探した見本と照らし合わせながら入力したり、ICFコードなども選んだりしていたので、1人あたり10分程度かかっていたと思います。

興味関心、生活機能チェックシートも合わせると作成時間は20分を裕に超えていたのではないでしょうか。施設利用者が80名近くまで増えている状況でもあり、業務効率化のために新しいソフトの導入が必要でした。

また、他の加算は、LIFE提出時にエラーが起こったら原因がわからないし対応できないため、踏み切れませんでした。

雇用主として職員を楽にでき安堵。書類作成時間が1/4に

リハプランを導入した経緯は、雇用主として職員の負担を減らしたかったからです。リハプランは、他のソフトと比べて扱いやすく、個別機能訓練計画書のICFコードは自動入力されますし、書類ごとに転記する手間が省けるので助かりました。20分かかっていた業務は5分程度に短縮され、効率化を実感しています。

中でも前回コピー機能で作業が簡略化されたのがありがたいと思いました。ゼロから一人ひとり記入する手間がなくなり、「楽になった」と職員も喜んでくれています。さらに、アラート機能やアセスメントシートの管理ができるため、どこまで作業が済んでいるのか正確に把握できるのも導入してよかった点です。

リハプランが職員1人分の役割を果たしている

利用者数の増加に伴い、職員を増やしたいという側面もありました。現状、職員数は開業当初からあまり増えてはいませんが、リハプランの導入によって、普段の業務が効率化したため、誰かが休んでも業務は行えています。収益も上がっているので、リハプランが職員1人分の代わりになっているといえますね。

月10万円の収益アップ、定員も今月で満員に

リハプラン導入直前の2023年2月時点で80名、その後は月毎に10名程度増えている状況です。収益は、新規加算も含めて施設全体として月10万円以上アップしました。今のペースで順調に経営できれば、年間120〜150万円の収益アップが見込めます。

当施設では理学療法士が3名いるので、正直使わない機能もあります。そのため、当初は月額費を高いと感じていました。しかし、もうすぐ利用者数が定員に達しますし、今後、店舗を増やしていく見通しがあるので、リハプランの導入でプラスの実績を作れたのは良かったと思っています。

利用者増加でも新規加算を算定できた

リハプランを導入した2月時点で、利用者80名程度まで増えていたため、業務負担が増えることを考えると、新規加算の取得にハードルがありました。LIFE提出に対する苦手意識もあり、個別機能訓練加算(Ⅱ)や科学的介護推進体制加算の取得に至れなかったのです。

しかし、リハプラン導入後は ICFコード入力も簡単で、介護請求ソフトでは対応できない業務をカバーしてくれたので、新規加算の算定が可能になりました。当初はソフトの値段を高いと感じていましたが、結果的には収益も上がり業務もスムーズになったのでメリットを感じています。

理学療法士としてリハビリに集中できる環境に

リハプランはリハビリ専門職がいなくてもデイサービスが運営できるシステムが豊富で、書類のベースが簡単に出来上がります。理学療法士の視点でプログラムや計画書の内容を打ち直すことはありますが、ゼロから記入する必要がなく、書類業務が本当に楽になりました。私たちが目指す個別リハビリに集中できる環境づくりに一役買ってくれています。

運動指導のバリエーションが展開できそう

リハビリ専門職がいるので、リハプランが提案するプログラム内容や運動のイラスト、動画をまだ活用できてはいませんが、今後自主練習の場所づくりや店舗を増やす上で利用の仕方を構想しています。

座位や立位などプログラムがわかりやすく作られているので、それぞれのグループ毎に看護職員に寄り添ってもらって自主練習をしたり、サテライトで利用したりと、方法はいろいろ検討できそうです。理学療法士としては、運動指導のバリエーションを広げるツールを持っているに越したことはありませんからね。

利用者の希望に寄り添うために全力を注ぐ

私は、リハビリに力を入れた通所介護事業所がもっと選ばれて欲しいと思っています。当事業所を利用してくださる方から「もっと早くこちらを紹介して欲しかった」との声をいただく機会も増えました。制度上、紹介事業所に偏りがあってはならないので、なかなか難しい部分かもしれませんが、利用者様が希望の環境に早くたどり着けることが大切だと思っています。

また、介護業界全体として利用者様ご自身が事業所の情報を収集しやすくなり、それぞれに合った場所でサービスを受けられたら施設側としてもハッピーですよね。そして、自立支援をする上で大事なのは、「利用者様が何を求めているのか」です。

例えば、リハビリによって「買い物ができるようになりたい」という希望があるなら、歩ける体力、長時間座れる体力などの機能向上が必要です。買い物に付き添い、その場での状況を支援することもサービスですが、買い物できるようになるための過程に私たちリハビリ専門職は力を注ぎたいと考えています。利用者様の希望に寄り添ったアプローチをすることが私たちの仕事ですね。

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介護現場の付加価値を向上し、
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「科学的介護ソフト」です。

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