機能訓練プログラム作成の悩み解消!不慣れな看護師でも安心

株式会社すみれ

福田鶴枝さん(法人介護事業部門・統括責任者)

課題
  • 機能訓練のプログラム立案に一日がかりだった
  • 個別機能訓練計画書の作成に時間がかかり、不備も発生
  • 改善結果を利用者、家族、ケアマネに示すのが難しかった
結果
  • プログラムパターンが増え、効果も説明できるようになった
  • 作成時間が1/3に短縮、運営指導に安心して挑める
  • アウトカムレポートで納得感を持って評価結果を提示できる
  • 社名・事業所名:株式会社すみれ 通所介護古今嘉TOWN
  • 所在地:栃木県宇都宮市
  • 定員数:20名
  • 専門職:看護師在籍

栃木県宇都宮市にある「通所介護古今嘉TOWN」は、サービス付き高齢者住宅に併設されている通所介護事業所です。定員数は20名で、利用者には比較的元気な方が多いです。施設として「昔も今も楽しく暮らそう」をモットーに、日々のサービスに取り組まれています。

同事業所にて、法人介護事業部門の統括責任者及び通所介護事業所部門の非常勤相談員として勤務している福田鶴枝さんは、個別機能訓練計画書の作成に時間がかかっていることに課題を感じていました。

そこで、2021年5月にRehab Cloud リハプランを導入。最も苦手としていた「プログラム内容の作成」が、リハプランでは自動で提案されるため、作成時間の短縮や残業時間の削減につながっているようです。

今回は、福田さんにサービスを導入していただいたきっかけやその後の効果について、お話を伺いました。

機能訓練のプログラム作成に1日がかりで四苦八苦

以前から個別機能訓練加算には取り組んでいたのですが、リハビリ職のスタッフが不在のため、訓練経験のない看護師が計画書を作成していました。関連書籍を漁ったり、インターネットで調べたりして作成をしていましたが、利用者1人につき最大で1日近くの時間がかかり四苦八苦していました。

また、看護師の平均年齢は60歳ほどでしたので、個別機能訓練の役割や算定要件などを理解してもらうことも難しかったです。

利用者ごとの差別化に苦労

計画書を作成する際は、利用者様ごとに内容を差別化することにも悩みましたね。個々の利用者様に適した計画書をなかなか作成することができず、運営指導で指摘される場面もあり困り果てていました。

そのような状況のなかで、たまたまリハビリマシンの展示会に足を運んだ際に、リハプランのことを教えていただく機会があったのです。体力測定や生活機能チェックシート、興味関心チェックシートを入力するだけでプログラムが自動で提案される機能に魅力を感じ、すぐに導入を決めました。

運動プログラムの自動提案でもう悩まない

2,200種類の運動プログラムのなかから、一人ひとりの利用者様に適したプログラムが自動で提案される点がとても気に入っています。プログラム内容はイラストと一緒に提案されるため、自分たちでも理解がしやすく、また利用者様やご家族の方にも説明がしやすくなりました。

リハプランを導入したことで、未経験の看護師に個別機能訓練についての理解を深めていただくことができたのは大きな前進です。現在では、看護師3名全員が計画書を作成できるようになり、業務の脱属人化を図ることもできています。

計画書作成も60分から20分に大幅に短縮

計画書の作成時間は「60分」から「20分」にまで短縮できています。計画書の作成・評価のタイミング・入力の手順など、算定要件に沿った操作案内があるため、手順通りに入力をするだけで悩むことなく作成ができています。そのお陰もあってか、残業時間も削減することもできました。

また、通所介護計画書・個別機能訓練計画書を根拠を持って作成できているため、利用者様やご家族の方からの納得も得やすくなりました。書式も見やすく、大変好評です。

運営指導にも寄り添っているので安心

リハプランは運営指導にも寄り添っている印象です。必要な書類はすべて揃っており、こちらとしても安心することができています。個人ファイルとしてはケアプラン・通所介護計画書・アセスメントシートなどがあって、個別機能訓練加算としては計画書があり、その下に興味関心チェックシートがあってというように、運営指導の担当者が確認しやすいようにセットでファイリングをしています。

要介護5寝たきりの利用者が歩行訓練するまで改善

実際にリハプランで提案されたプログラム内容を活用して、驚くほど回復されている利用者の方がいらっしゃいます。今年の1月頃まで「要介護5」の認定を受けて病院のベットで寝たきりだった方が、機能訓練を開始してからたったの7ヵ月で歩行器を使って歩けるようになったのです。私たちスタッフだけでなく、運営指導の方も含めて、みんなが驚いてしまうほどの回復スピードでした。

最初は「一人でベッドのうえで着替えられるようになること」を目標に取り組みました。しかし、手が拘縮していたため、思うように動かすことが難しい状況だったのです。そこでまずはボール掴みやボール投げなど、基本的な運動から始めることにしました。そこから徐々にプログラムを作り替えつつ、足踏み運動やリレー運動などにも取り組んで、現在の回復にまで至ります。今では「一人でトイレに行くこと」を目標に、日々のプログラムに熱心に取り組まれています。

正直なところ、リハプランを導入していなければここまでの回復は難しかったと思います。リハプランのプログラムは、利用者様ごとの希望や身体状況にあわせたものが作成されるため、安心して案内することができています。

アウトカムレポートは利用者、家族、ケアマネに感動される

アウトカムレポートは利用者様やご家族の方からも好評です。とくに男性の利用者様はデータを好む傾向があり、興味をもっていただくことが多い印象です。もちろん、ケアマネジャーも感動していました。他の事業所のアウトカムレポートは、評価内容がテキストだけで記載されているケースが多いようです。それに比べて、リハプランのアウトカムレポートは比較的見やすく「わかりやすい」と言っていただけます。

運動が気軽にできるデイサービスを目指したい

今後はまた新しい加算にも取り組んでいく予定です。そのために今は、個別機能訓練計画書や通所介護計画書を作成できる人材を育成していこうと動き始めているところです。

また、これからは個別機能訓練のサービスをさらに強化していきたいと考えています。具体的には「運動をしたあとに、ティータイムの時間がある」といった、利用者様が通いたくなるような、そして自立支援に貢献できるようなデイサービスを目指していきたいです。

私たちは、デイサービスでは「本人のできることを奪わないこと」が重要だと考えています。介護をする側には、ときには「待つこと」も求められます。たとえば利用者様が靴を履くことに苦戦していた場合でも、あえて手を差し伸べずに見守ることが重要です。これからも引き続き、利用者様に寄り添ったサービス提供に取り組んでいきたいと思います。

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