介護現場のDX化は実際どう?デイサービス管理者の実体験
運営ノウハウ
2024/11/06
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更新日:2024/10/31
デイサービスをはじめとした介護保険サービスを利用する際は、必ずサービス担当者会議を開く必要があります。この記事ではサービス担当者会議とはなにか、誰が出席する?進行方法は?など、サービス担当者会議におけるさまざまな疑問を解説しています。
この記事の目次
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サービス担当者会議とは、ケアマネジャーが作成したケアプランの内容・方向性を決定するときに関係者を集めて開かれる話し合いのことを指します。
担当者会議は、利用者の状態やニーズなどの情報を多職種で共有・検討できる貴重な場といえるでしょう。担当者会議を開く目的は、おもに以下の通りです。
利用者と家族の状況や作成したケアプランの内容などについての情報共有を行うことが目的の1つです。ケアマネジャーだけでなく、医師や事業者にも情報を伝えることで、それぞれの役割やケアの方法が明確となります。
情報共有の大切さについて知りたい方は、以下の記事をご一読ください。
▶︎介護における情報共有の大切さ|スムーズに共有する方法・効率化するツール
利用者と家族がどのような希望を持っているのかを確認することも大切です。どのようなサービスを希望しているのか、どのような調整をして欲しいのかなど、利用者と家族の意向に沿ってケアプランを作成しましょう。
利用者と家族の希望を聴取したうえで、課題に対してどのような解決策をとるのかを説明していきます。
適切なサービスを提案したとしても、利用者と家族の理解が得られない場合、受け入れてもらえないケースも考えられます。解決策を説明して理解を得たうえで、ケアプランの作成を進めていきましょう。
今まで話し合った利用者・家族の希望や解決策を総括しながら、サービス内容を検討します。提供するサービスを変更する必要が出た場合は、それにあわせてケアプランの内容も更新します。
サービス担当者会議に参加するメンバーの職種は以下の通りです。
担当のケアマネジャーを中心に、さまざまなスタッフが参加してサービス担当者会議を行います。また、今回紹介したスタッフは毎回全員参加するわけではなく、会議の内容に応じて必要な職種だけを集めて行います。
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サービス担当者会議は、基本的に利用者の自宅で開催されます。利用者の家が狭く、担当者全員が十分に集まれないような環境の場合は、デイサービスや他の施設の会議室などで開催するパターンもあります。
当日にトラブルが起きないように、担当者会議を利用者の家で行っても問題ないかを事前に確認しておくと良いでしょう。
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サービス担当者会議は、ケアプランを作成するタイミングで開催されます。その他の開催時期としては、以下のタイミングがあげられます。
このように、担当者会議の時期や頻度は利用者の状況によって異なります。適切なタイミングで担当者会議を実施しない場合、減算の対象となるケースもあるので注意が必要です。
サービス担当者会議は司会・進行役を立てておくと、スムーズに話を進められます。ここではサービス担当者会議の流れを解説しつつ、状況に沿ったセリフ例についてご紹介します。
進行に欠かせない書類や事前準備のやり方、担当者間で話し合いが必要な事項など、サービス担当者会議を開く前にやっておくべきことを知りたい方は以下の記事からチェックできます。ぜひご一読ください。
▶︎サービス担当者会議マニュアル|事前準備・記録の取り方・必要書類
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まずは主催者であるケアマネジャーから開始の挨拶と自己紹介をします。その後、参加者の紹介を行います。
初対面の参加者が多い場合は、1人ずつ挨拶と自己紹介をしてもらうのも良いでしょう。すでに多くの参加者が何度も顔合わせをしている場合は、ケアマネジャーが1人ずつ軽く紹介する流れでも問題ありません。
【セリフ例】
挨拶が済んだら、今回の会議の目的や決めるべき内容について説明をします。
【セリフ例:ケアプランの原案の場合】
ケアマネジャーが今回の内容について一通り話したら、それぞれの担当者の意見を伺います。各担当者が意見をスムーズに出せるように、ケアマネジャーから順番に話を振るのも良いでしょう。
【セリフ例】
議題に関する話し合いがひと段落したら、利用者とその家族に確認をします。議題の内容に不明点がある場合は丁寧に説明しましょう。
担当者だけでなく、利用者と家族にも納得がいく状態で話を進められるように配慮することが大切です。
【セリフ例】
議題の終了時に話し合った内容をまとめて、再確認します。どのような議題だったのか、どのような意見が出たのかについて整理して、全員が把握できるようにまとめましょう。
今回の議題では解決できなかった課題がある場合、その内容についても共有します。
【セリフ例:ケアプランの原案の場合】
最後に終わりの挨拶を行います。集まっていただいた利用者・家族と担当者にお礼を伝えて閉会しましょう。
【セリフ例】
サービス担当者会議は、さまざまなスタッフが連携し、利用者の状態やニーズを共有して最適なケアプランを立案するのに欠かせない要素です。
多職種と情報共有することで、利用者に提供できるサービスの質の向上だけでなく、医療スタッフとの連携の強化につながるでしょう。
また、定期的な担当者会議の開催によって、より効果的なサポート体制の構築が期待できます。ぜひこの記事を参考にして、適切に担当者会議を進められるようにしていきましょう。
多職種連携の必要性について知りたい方は、以下の記事をご一読ください。
▶︎介護における多職種連携の必要性を3つの事例から読み解く
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