千葉県市川市のデイサービス「フィットネス笑楽」|「通わされる場所」から「会いに行きたくなる場所」へ。祖母の一言から始まった“居場所”の再設計
運営ノウハウ
2026/03/26
この記事の目次
地域の介護を、みんなで豊かに。「地域共創プロジェクト」への想い
本プロジェクトは、地域のデイサービスが持つ素晴らしい「現場での工夫や知恵」を事業所内だけに閉ざすのではなく、地域全体で分かち合うための取り組みです 。
現在、介護業界は人手不足や物価高騰といった厳しい経営環境に直面しています 。しかし、そんな中でも「利用者様をもっと元気にしたい」「職員が輝ける職場を作りたい」と、日々試行錯誤を続けている現場が、私たちの街にはたくさんあります 。
個々の事業所が「孤立」して悩むのではなく、その知恵を「バトン」として繋いでいくこと 。それこそが、地域の介護の質を高め、高齢者の皆様が安心して暮らせるインフラを守ることになると私たちは信じています 。
今回のイベントレポートでは、地域を支える先行事例として登壇いただいた法人の、熱い想いとリアルな舞台裏をお届けします 。
「私たちは、ただ『通わせるための施設』ではありません。ご利用者様の人生に、確かな『変化』を生むための場所でありたいんです」
東京都北区、活気ある板橋駅のほど近くに位置する「マイプロ板橋駅前」。施設長を務める作業療法士・永嶋貴史さんが放ったこの言葉には、機能訓練特化型デイサービスとしての揺るぎない覚悟が宿っていました。
世の中の多くのデイサービスが、食事や入浴、レクリエーションといった「過ごし」に重きを置く中で、「マイプロ板橋駅前」が提供するのは「3時間」という短時間集中型のリハビリです。しかし、その3時間は決して「短い」ものではありません。永嶋さんはそれを「人生を変える濃度」と呼びます。私は永嶋様のお話の中に、この場所が地域から選ばれ続ける理由——すなわち、「3時間の質」を極限まで高めるための、専門職としての徹底したこだわりを見つけました。

永嶋さんがリハビリの現場で最も大切にしているのは、まず「痛み」を改善することです。彼はこれを、成果を出すための「成功の方程式」の第一歩だと語ります。
「どれほど優れたトレーニングマシンがあっても、体に痛みがあれば、ご利用者様は無意識にそれを庇う『代償動作』をしてしまいます。それでは質の高い運動はできませんし、何より心が折れてしまいます。痛いから動きたくない、という心の壁を壊すのが私たちの最初の仕事です」
そこで導入されているのが、MTA(マイオチューニングアプローチ)という独自の手技です。イベント当日のデモンストレーションでは、永嶋さんが実際に参加者の体に触れ、筋肉の緊張を緩めることで瞬時に動きを滑らかにする様子が披露されました。 痛みが和らげば、もっと動きたいという意欲が自然と湧いてくる。その意欲を逃さず、専門的なトレーニングに繋げることで、「また歩けるようになった」という成功体験を積み上げていく。この「治療」から「運動」へのスムーズな橋渡しこそが、他所では真似できない「マイプロ板橋駅前」の強みなのだと実感しました。


この高度なリハビリを支えているのは、永嶋さん一人の力ではありません。現場の介護職一人ひとりにまで専門職の知見が「自分の武器」として浸透しています。
「専門職による定期的な研修はもちろん、現場で何かわからないことがあれば、その場ですぐに相談できる環境を作っています。知識を独占せずチームで共有することで、介護スタッフもご利用者様の姿勢の崩れや意欲の変化に敏感に気づけるようになるんです」
驚くべきは、その結果生まれたスタッフたちの変化です。永嶋さんは笑いながら「うちの介護職は、もはやトレーニングマニアなんです」と語りますが、そこには確かな信頼関係があります。ご利用者様の歩き方を見て、「この方にはこの筋肉へのアプローチが必要じゃないか」と、スタッフが自発的にプログラムを提案してくる。専門職の知見がチーム全体の「共通言語」になっているからこそ、ご利用者様にもその熱量が伝染し、前向きな空気が生まれるのです。
リハビリの質を左右するのは、マシンの台数ではなく「観察の深さ」であると永嶋さんは強調します。 「ただ回数をこなせばいいわけではありません。例えば膝が痛い方が歩くとき、腰を捻って歩いてしまうことがあります。これを見逃して運動を続けると、今度は腰を痛めてしまう。私たちは、その一瞬の動きの癖を見逃さず、正しい姿勢へと修正していきます」
この「質の高い運動」へのこだわりは、デイサービスとしては異例の「結果への責任感」に裏打ちされています。 「極論ですが、私たちは『ずっと通い続けてもらうこと』を目的としていません。リハビリを通じて身体機能が向上し、ご自身の生活が豊かになること、あるいは必要性がなくなって『卒業』していくことこそが、リハビリ専門職としての本領です。だからこそ、その方の3時間を1分たりとも無駄にしないという緊張感を持って現場に立っています」
「良くなること」を諦めない。このプロフェッショナルな姿勢が、ケアマネジャーから「あそこなら本気で向き合ってくれる」という信頼を勝ち取っている理由なのです。
永嶋さんは最後に、これからの展望を語ってくださいました。 「3時間という時間は、たった180分です。けれど、その密度をどこまでも高めることで、施設を出たあとの残りの21時間の過ごし方を変えたいんです。リハビリを通じて痛みが消え、自信がついた方が、家で一歩踏み出し、街へ出かけていく。その『変化』のきっかけを私たちが作り続けたい」
現在は、デジタル技術の活用にも積極的で、計画書の作成や身体状況の評価にシステムを取り入れることで、事務作業を効率化。そこで生まれた時間を、さらなる「手技」や「対話」の深化に充てられています。
「マイプロ板橋駅前」という場所は、単なるリハビリ施設ではありません。ご利用者様が「まだ自分は変われる」と信じ、スタッフが「この人の力になりたい」と研鑽を積む、エネルギーに満ちた「人生の再出発地点」でした。
北区の街で、高齢者の皆様の「なりたい自分」に伴走し続ける彼らの挑戦は、これからも多くの「変化」という名の奇跡を生み出し続けていくに違いありません。
▼ 一般社団法人日本リハビリ科学研究所 デイサービス マイプロ板橋駅前(東京都北区)について
電話番号:03-5961-6700
住所:〒114-0023 東京都北区滝野川6丁目55番1号 アーバンハウス大坪102
https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/13/index.php?action_kouhyou_detail_006_kihon=true&JigyosyoCd=1371706464-00&ServiceCd=150
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