ボールで楽しく遊べる!『ボールを使ったレクリエーション』12選

現場ノウハウ

レクリエーション

更新日:2024/09/25

デイサービス・施設のレクリエーションの中で、楽しくできる運動として人気があるのがボールを利用したレクリエーションです。ボールをつかんだり投げたりすることで身体機能維持が可能になり、楽しさの創出にもつながるでしょう。ここでは、誰でもできる夢ボールを使ったレクリエーションを集めてご紹介します。  

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楽しくできるボールを使ったレクリエーション

レクリエーションにはさまざまなバリエーションがあり、道具を使用することでより楽しく行えます。

道具のなかでも、とくにボールを使用したレクリエーションはコミュニケーションを生みやすく、利用者同士で盛り上がるきっかけとなりやすいレクリエーションです。

ボールを使用したレクリエーションのメリットは、以下の通りです。

  • 楽しく運動することで身体機能の維持・改善につながる
  • ボールの使用によってさまざまなバリエーションのレクリエーションを行える
  • ボールを蹴ったり持ったりするので手足のトレーニングになる

ぜひボールを使用したレクリエーションを取り入れてみましょう。

レクリエーションが持つ意義や効果についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
 ▶︎高齢者レクリエーションの効果と意義・作成する際のポイント

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ボールを使った楽しいレクリエーション12選

ここではボールを使用したレクリエーションの内容についてご紹介します。

1.ボール蹴り

  • レクの種類:足を使うレク
  • 参加人数:10人前後
  • 必要なスタッフ数:2人以上
  • 用意するもの:柔らかいボール
  • 内容・進め方

円になって並んだ状態になり、ボールを蹴ってパスし合うゲームです。ボールを蹴ることで足の筋肉を鍛えるトレーニングとなります。

利用者同士でのパスが難しかったり、円が広かったりする場合は、スタッフを中央に配置して、ボールを回すサポートをしましょう。

2.ボウリング

  • レクの種類:足や手を使うレク
  • 参加人数:4人以上
  • 必要なスタッフ数:2人以上
  • 用意するもの:ボール、ピンになるもの
  • 内容・進め方

配置したピンをボールでどのくらい倒せるかを競うゲームです。ボールは蹴る・投げるどちらでもかまわないので、利用者の状況に合わせて柔軟に決めましょう。

1人ずつ倒した数を競うのも良いですが、グループを組んで行うのも盛り上がるきっかけとなります。

3.棒を使った玉入れゲーム

  • レクの種類:手を使うレク
  • 参加人数:2人以上
  • 必要なスタッフ数:1人以上
  • 用意するもの:軽くて柔らかいボール、カゴ、棒になるもの
  • 内容・進め方

両手で持った棒でボールをつかみ、カゴのなかに入れるゲームです。腕のトレーニングになるだけでなく、器用にボールを持つ能力も求められます。

カゴの距離は利用者にあわせて調整しましょう。得意な方はやや遠くに配置して、投げて入るかチャレンジするのもおすすめです。

4.ボール送り

  • レクの種類:手を使うレク、集中力を鍛えるレク
  • 参加人数:5人以上
  • 必要なスタッフ数:2人以上
  • 用意するもの:軽くて柔らかいボール、紙コップ
  • 内容・進め方

紙コップの上にボールを乗せて、落ちないようにバランスをとりながら他の利用者に渡すゲームです。

腕の力のトレーニングになるだけでなく、集中力も鍛えられます。他の利用者に渡すのが難しい場合は、スタッフがサポートしましょう。

5.ゴルフ

  • レクの種類:手を使うレク、集中力を鍛えるレク
  • 参加人数:2人以上
  • 必要なスタッフ数:1人以上
  • 用意するもの:ゴルフボール、紙コップ、棒になるもの
  • 内容・進め方

紙コップをカップと見立てて、ゴルフボールを使用してカップインを目指します。

棒でゴルフボールを打つのが難しい場合は、手で転がすのもおすすめです。複数の紙コップを用意して配置しておくと、カップインしやすくなります。

6.棒サッカー

  • レクの種類:手を使うレク
  • 参加人数:10人前後(偶数が望ましい)
  • 必要なスタッフ数:2人以上
  • 用意するもの:柔らかくて軽いボール、棒になるもの
  • 内容・進め方

利用者同士で横に並び、向かい合うような形でもう1グループを配置します。それぞれのグループが棒を使用して、両端にあるお互いのゴールにボールを入れていきます。

グループで協力し合ってゴールを目指すので、盛り上がりながらゲームを行えるでしょう。

7.ボールビンゴゲーム

  • レクの種類:手を使うレク
  • 参加人数:2人以上
  • 必要なスタッフ数:1人以上
  • 用意するもの:柔らかくて軽いボール(またはピンポン玉)、カゴやダンボール
  • 内容・進め方

カゴやダンボールを3×3の形に並べて、ボールを入れるゲームです。どの利用者が3つ揃えてビンゴを達成できるか競ってみましょう。

普通のボール以外にも、ピンポン玉をバウンドさせながら入れてもらうのもおすすめです。

ピンポン球であれば、力の弱い利用者でも気軽に行えるでしょう。

8.タオルを使ったボール渡し

  • レクの種類:手を使うレク
  • 参加人数:10人以上
  • 必要なスタッフ数:2人以上
  • 用意するもの:柔らかくて軽いボール、タオル
  • 内容・進め方

このゲームでは、2人1組になってお互いタオルを持ちます。利用者同士で協力してボールをタオルに乗せながら、隣のグループに渡します。

難易度が難しい場合は、ボールの空気を少し抜いておくと安定性が増します。利用者と協力することで、コミュニケーションを作るきっかけにもなるでしょう。

9.ボール投げ陣取りゲーム

  • レクの種類:手を使うレク
  • 参加人数:4人以上
  • 必要なスタッフ数:2人以上
  • 用意するもの:小さいカラーボール(または色のついたピンポン玉)、紙コップ
  • 内容・進め方

くっつけて並べた紙コップのなかに、どのくらい自分の色のボールを入れられるかを競います。

2人以上を1チームとして、いくつかに分けて行ってみましょう。紙コップに得点をつけて、何点獲得できるかを競うのもおすすめです。

10.ボール的当てゲーム

  • レクの種類:手を使うレク
  • 参加人数:4人以上
  • 必要なスタッフ数:2人以上
  • 用意するもの:小さいカラーボール、点数が書かれている紙の的
  • 内容・進め方

真ん中に近づくほど点数が高くなる的の紙を設置して、利用者にボールを投げてもらうゲームです。

個人やグループに分けて、合計何点獲得できるかチャレンジしてみましょう。

11.後ろ向きでボール投げ

  • レクの種類:手を使うレク
  • 参加人数:4人以上
  • 必要なスタッフ数:2人以上
  • 用意するもの:小さいカラーボール、カゴ
  • 内容・進め方

座っている利用者の後ろにいくつかのカゴを設置し、後ろ向きの状態でボールを投げてもらいます。

誰が後ろのカゴに多く入るかチャレンジしてみましょう。後ろにボールを投げる必要があるので、肩の痛みがある利用者は避けてください。

12.しりとりボール送りゲーム

  • レクの種類:手を使うレク、頭を使うレク
  • 参加人数:10人以上
  • 必要なスタッフ数:2人以上
  • 用意するもの:大きいバランスボール
  • 内容・進め方

円のように並び、しりとりをしながらバランスボールを他の利用者に転がすゲームです。腕を動かすとともに、脳トレにもなります。

ボールを転がす制限時間を設けるようにすると、より盛り上がりやすくなるでしょう。

ボールを使用したレクリエーションで盛り上がろう

介護サービスで行われるレクリエーションは、利用者の身体機能の維持・改善だけでなく、他の方との交流を促すための重要な取り組みです。

そのなかでもボールを使用したレクリエーションは、新しい刺激が生まれ、コミュニケーションの機会がさらに増えるきっかけとなるでしょう。

ボールを使用したレクリエーションは手や足を活発に動かす必要があります。そのため、イスまたは車イスに座っている利用者が転倒しないように、リスク管理を十分にしておくことが大切です。

安全かつ楽しめるような、ボールを使用したレクリエーションをぜひ取り入れてみましょう。

道具なしでできるレクについては以下の記事で紹介しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
▶︎道具なしでできる!すぐにできる『簡単なレクリエーション』12選!

レクの記事を以下にまとめていますので、気になる内容があればぜぜひご一読ください。
▶︎ご高齢の方に大好評!みんなでわいわい『盛り上がるレクリエーション』15選
▶︎脳トレで認知症予防!高齢者向けレクリエーション20選
▶︎個別対応可能でコミュニケーションの質が高まる『デイサービスでの少人数レクリエーション』10選!
▶︎高齢者のレクリエーションに最適な『テーブルゲーム』10選!
▶︎安全に行える『座ってできるレクリエーション』10選!
▶︎片麻痺の高齢者向け『レクリエーション』10選!
▶︎認知症の高齢者の方向けの簡単な『レクリエーション』10選!
▶︎高齢者向け!盛り上がる『言葉遊びゲーム』10選!

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この記事の著者

Rehab Cloud編集部   

記事内容については、理学療法士や作業療法士といった専門職や、デイサービスでの勤務経験がある管理職や機能訓練指導員など専門的な知識のあるメンバーが最終確認をして公開しております。

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