デイサービスや介護施設のサービス向上に役立つおすすめの雑誌・情報誌

運営ノウハウ

経営

更新日:2024/10/17

デイサービスや介護施設でよく購読されている雑誌・月刊誌・情報誌について紹介します。介護施設ではサービスのマンネリ化などが課題になりますが、雑誌や月刊誌で定期的に情報を収集すするとサービス向上に役立ちます。おすすめランキング ベスト3は、レクリエ・月刊DAY(月刊デイ)・ケアレク。レクリエーションや作業課題などを利用できます。介護経営や運営効率化の情報も掲載されています。各雑誌の特徴や使い方を紹介します。

⇒「職員の業務過多・残業の改善方法」解説資料のダウンロードはこちらから

介護の業界の専門雑誌・情報誌をデイサービスなどの介護施設で購読

介護の業界の専門雑誌・情報誌をデイサービスなどの介護施設で購読

デイサービスなどの介護施設では、職員用に雑誌や情報誌を購読していることが多くあります。介護施設ではご利用者への働きやすい職場を整えることと、継続して研修の機会を作っていくことが課せられています。

また、過度な残業などが蔓延しないよう労働時間を管理するために、レクの準備やプリント作成などは雑誌や情報誌に頼るというのも一つの手です。

デイサービスなどの介護施設で情報誌を購読する意味・目的

デイサービスなどの介護施設でスタッフ向けに情報誌を購読する目的には以下の様なものがあります。

介護施設での情報誌購読の目的

  • レクリエーションのバリエーションを増やすため
  • 新しい加算の算定方法や介護報酬改定の方向性などの最新情報を知るため
  • 介護経営・営業方法・運営効率化などのアイデアを得るため
  • 介護職員が自己研鑽や学習をするための継続的な研修機会として
  • ご利用者に提供するレクやプリントを準備する業務を効率化するため
  • 雑誌が企画するコンテストや作品展への参加のため
  • 接遇マナーや困難ケース対応などの学習に活用するため
  • 雑誌で紹介されている他の施設のサービス向上事例などを学び、自施設のサービス向上に活かすため

WEB上の情報で介護施設での情報誌購読の目的を果たせることも

デイサービスの応援をしているメディアである「リハプランマガジン」では、管理者、経営者、介護職員、生活相談員、看護職員、機能訓練指導員などに役立つ情報が豊富に紹介されています。レクリエーションや集団体操、接遇マナー、施設経営・営業方法などのアイデアなどは特に豊富です。よろしければ右のメニューからもサイト内をみてみてください。

【リハプランマガジンでよく読まれている記事】
デイサービスの管理者・経営者に人気
デイサービスの営業方法・営業戦略とは?集客アップに役立つノウハウ
デイサービスの経営について売上や人件費率から損益分岐点などを交えて解説!
介護職員の接遇とは おもてなしの心を表現する4つのポイント【基礎知識】生活相談員に人気
通所介護計画書の書き方・様式について|初めて計画書を作成するあなたへ
ADL とは 介護・看護・医療での日常生活動作の評価の意味と目的介護職員に人気
デイサービス体操 全21種|高齢者が椅子に座ってできる運動方法のご紹介
高齢者のための指体操 全11種|椅子に座って脳の活性化をしよう!看護師・看護職員に人気
バーセルインデックス(BI;Barthel Index)によるADL項目と自立・介助の評価基準
ICFとは ICFとICIDHの違いについて事例を交えて解説​機能訓練指導員に人気
個別機能訓練計画書 の書き方のまとめ|初めて計画書を作成するあなたへ
TUGテストのカットオフ値|初めて評価をする方のための基礎知識

⇒「職員の業務過多・残業の改善方法」解説資料のダウンロードはこちらから

デイサービスなどの介護施設の職員向け雑誌おすすめランキング ベスト3

デイサービスなどの介護施設でよく購読されている雑誌・情報誌をベスト3ランキングを紹介します。

「レクリエ」高齢者介護をサポートするレクリエーション雑誌

レクリエは、世界文化社が出版する高齢者の介護をサポートするレクリエーション雑誌です。介護施設で行われるレクリエーション活動(季節の制作、ゲーム、音楽、おりがみ、園芸、料理等)のアイデアをビジュアルでわかりやすく紹介しています。ワンパターンにならないレクリエーションをしたい、高齢者の方に満足してもらえる活動がしたい、そんなお悩みがある事業所さんでは「レクリエ」が役立つと思います。

音楽レク、生活動作をよくするプラス1体操、パズルぬり絵、視覚障害がある人も一緒に楽しめるレクなど、介護現場でささっと使えるコンテンツも多いため、マンネリ化やご利用者の空き時間活用が課題となっているときにはささっと準備して提供できるかもしれませんね。介護職員が忙しくて準備できない、残業してレクの準備をしているなどケースで、レクリエの購読によりレクを考える時間と準備する時間を大幅に削減できて質も上がったという口コミや評判も聞きます。

ご利用者さんの層により好みがあると思いますが、比較的ゆったりとしたゲームや塗り絵などがちょうどよい方には喜んでいただける内容が豊富です。長時間デイや入所施設などに特に活用いただける雑誌ではないかと思います。
 

「月刊DAY(月刊デイ)」レクコンテストなど愛され続ける介護現場のお助け情報誌

月刊デイは、QOLサービスが出版する1999年に創刊し、全国約70%の通所施設で読まれているという情報誌です。 介護現場のお助けブックとして、実践的な情報の提供が豊富で、 コピーしてすぐに使えるレクリエーション素材なども多数収録しています。 また、ご利用者も楽しめるよう、定期的に多彩なコンテストを開催しているという特徴もあります。 読者アンケートから生まれる企画あり、全国から3000人もの応募がある「ぬりえコンクール」など、デイサービスの施設内の枠を超えて、活動の向上心や創作の質を高める動機が湧く雑誌であることが人気の理由の一つかもしれません。
 

「ケアレク」介護レクのアイデアを詰め込んだ本

ケアレクは、QOLサービスが出版している介護レクのアイデア本です。2017年4月に創刊したまだ新しい情報誌で奇数月に発刊されています。ケアレクは介護現場で使える話の小ネタからレク・クラフト・おやつ・脳トレなど、幅広く掲載し、 片麻痺の方も認知症の方も一緒に楽しめるアレンジも紹介しています。
ケアレクは、レクや脳トレなどの掲載数が多く介護現場のみならず、個人でも多くの方に購入されている情報誌です。

俳句・短歌・穴埋めことわざ・ぬり絵 ・なぞりぬり絵・浮世絵ぬり絵・花ぬり絵・頭の体操・漢字テスト・間違い探し・図形パズル・クロスワードパズルなど、レクや余暇にそのままコピーして使える脳トレやプリントがあります。
 

レクリエ・月刊DAY(月刊デイ)・ケアレクなど本の活用方法

レクリエ・月刊DAY(月刊デイ)・ケアレクなどの介護専門誌は、介護スタッフや管理者が活用できます。レクと言っても突発的なレクだけでなく、介護施設では月間レクカレンダーや、月間行事なども行なっていることが多いです。このようなレクの内容の原案を考えるという作業もかなりの労力が必要になります。レクリエや月間デイ、ケアレクなどの本の購読者の口コミでは、レクの質を高めたり、考えるときのアイデアを得ることなどで役立っているという声が多くあります。

また、レクリエ・月刊デイ・ケアレクなどには、介護施設管理者や経営者にとって役立つ情報も掲載されており、介護施設運営で気になるグレーゾーンの話や、医療的ケア、機能訓練の方法、他施設での魅力的な取り組みなども紹介されているので、自施設のサービス向上のきっかけに活用できます。

デイサービスの高齢者・介護施設の 利用者向け の雑誌・書籍・新聞

デイサービスなどの介護施設では、ご利用者が読めるように雑誌・週刊誌・新聞などを用意しているところが多いです。ご利用者は利用中に空いた時間ができてしまったり、ご利用者同士で話が膨らまなかったりしてしまうこともあります。

雑誌や新聞などは、余暇を有効に活用するために役立つだけでなく、ご利用者同士のコミュニケーションを円滑にするための材料になったり、職員とご利用者が会話する時の話題にもなります。

ご利用者の趣味や関心に合わせた雑誌など

施設のサービスになりますが、ご利用者の趣味や関心に合わせた雑誌は介護施設で用意しておくと喜ばれます。クリニックや歯医者さん、床屋さんや美容室などの待合室などで雑誌を読む感覚かもしれません。

デイサービスなどでは、通所介護計画書や個別機能訓練計画書を作成するときに「興味・関心チェックシート」を活用してお好きなことを把握するように努めることを勧められていますので参考になるかもしれません。

【 関連記事】 
興味関心チェックシートの目的・評価方法・使い方について解説!

例えば、旅行雑誌、美術雑誌、グルメ雑誌、釣り雑誌、ファッション誌、盆栽の雑誌などがあります。ご利用者によっては、「どうせ雑誌を読んでももう魚釣りなんてもうできないし・・・」「料亭でお酒飲んだりできないし・・・」とネガティブな気持ちになってしまうかもしれませんが、そのあたり配慮しながらみんなで楽しんでもらえる雑誌を選んでいけるとよいでしょう。

子どもからお年寄りまで興味を引く地域の情報を扱う雑誌

デイサービスなどの介護施設は地域の方が通所してくる場所です。ご利用者に共通の話題としては、地元の地域に密着した情報が良いと思います。近年、地域の魅力を見直す動きが大きくあり、地域ごとの観光地やおすすめスポット、ご当地グルメなどを紹介する雑誌も増えています。長年その土地に暮らしている方でも改めて雑誌などで知ることも多くあり刺激的だと思います。また、雑誌で知ったことを、自宅に帰ってからご家族などに話したりして家庭内での話題にもなるかもしれません。

デイサービスなどの介護施設で新聞を契約する

デイサービスなどの介護施設で、読売新聞、毎日新聞、朝日新聞などの新聞を契約して誰でも読めるようにしているところも多いです。新聞はご高齢者は男性も女性も読む習慣があるため、購読契約して提供するときには取り合いにならないように注意です。また、新聞により好き嫌いがあるため、何新聞が良さそうかリサーチしてから購読する新聞を決めるのもよいかもしれません。

新聞は読み終わった後にも排泄物を包んだり、レクの材料にしたりして使えるので便利です。

区市町村が発行している無料の情報誌や広報誌・冊子・新聞

雑誌を購入することは介護施設では予算的に厳しいということもあります。そのときには、役所や公民館に行き、手当たり次第に無料でもらえる冊子や情報誌をもらってくるというのも意外と喜ばれます。介護保険施設に通所しているご利用者でも、介護保険の仕組みなどの冊子を一生懸命読んでいる姿もみられます。社会保障の話や、区市町村の議会報告など、若者があまり関心がないようなこともご高齢者にはよい読み物になることもあります。

まとめ

まとめ

介護施設でのサービス向上に役立つ雑誌・月刊誌・業界紙などについて紹介しました。
ご利用者への提供内容のマンネリ化を防ぐため、介護職員の業務負担を減らすために雑誌や情報誌を定期購読することは一つの手段になります。ご参考になりましたら幸いです。

加算算定、書類業務でお困りならRehab Cloudがおすすめ

日々の加算算定業務や記録業務などで苦労されている人も多いのではないでしょうか?科学的介護ソフト「Rehab Cloud」であれば、現場で抱えがちなお悩みを解決に導くことができます。

例えば、加算算定業務であれば、計画書作成や評価のタイミングなど、算定要件に沿ってご案内。初めての加算算定でも安心して取り組めます。さらに、個別性の高い計画書は最短3分で作成できます。

記録した内容は各種帳票へ自動で連携するため、何度も同じ内容を転記することがなくなります。また、文章作成が苦手な方でも、定型文から文章を作成できるので、簡単に連絡帳が作成できるなど、日々の記録や書類業務を楽にする機能が備わっています。

⇒資料のダウンロードはこちらから

この記事の著者

作業療法士  大久保 亮

リハビリ養成校を卒業後、作業療法士として、通所介護事業所や訪問看護ステーションにて在宅リハビリテーションに従事。働きながら法政大学大学院政策学修士を取得。その後、要介護者、介護現場で働く人、地域住民まで、介護に関わるすべての人が安心していきいきと活躍し続けられる世界の実現を目指して2016年6月株式会社Rehab for JAPANを創業。また、日本介護協会関東支部局副支部長を務める。

関連記事