道具なしでできる!すぐにできる『簡単なレクリエーション』12選!

現場ノウハウ

レクリエーション

更新日:2024/09/10

デイサービスや施設で行われているレクリエーションの中でも、道具なしで簡単にできるレクリエーションを集めました。ネタがない時や同じレクリエーションに飽きてしまったときなどに、簡単なレクリエーションはとても便利です。気分転換にも使える、優れたレクリエーション選をお届けします。 

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何もないときに便利な簡単レクリエーション

施設で提供されるレクリエーションは利用者に合わせたバリエーションが求められるため、運動系や創作系など、たくさんの種類が用意されています。

しかし、レクリエーションのネタが尽きてしまうこともあるでしょう。そんな時に役に立つのが「道具なしでできる簡単レクリエーション」です。

道具を使用しないレクリエーションには、以下のようなメリットがあります。

  • 準備に時間がかからないのですぐに行える
  • バリエーションを作りやすい
  • 誰でも気軽に参加しやすい

道具を使用したレクリエーションのネタに困ったときのために、簡単に行えるものをいくつか用意しておくと良いでしょう。

次章からは、おすすめの「道具なしでできる簡単レクリエーション」を紹介していきます。

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道具なしでできる簡単なレクリエーション12選

ここでは道具なしでできる簡単なレクリエーションの内容についてご紹介します。

1.集団体操

  • レクの種類:身体を動かすレク
  • 参加人数:何人でも可
  • 必要なスタッフ数:2人以上(進行役、サポート役)
  • 用意するもの:特になし
  • 内容・進め方

イスに座った状態でもできる軽い体操を行います。座った状態だと、以下のような体操が行えます。

・手を動かす体操(グーパー、指折りなど)
・肩を動かす体操(背伸び、肩回しなど)
・腰を動かす体操(腰回し、身体を前に倒す運動など)
・足を動かす体操(もも上げ、膝伸ばしなど)

それぞれを組み合わせることで、さまざまなバリエーションの体操を作れます。

またリズム良く行うことで、頭を使いながら身体を動かす練習にもなるでしょう。

2.パタカラ体操

  • レクの種類:嚥下や発声をを鍛えるレク
  • 参加人数:何人でも可
  • 必要なスタッフ数:2人以上(進行役、サポート役)
  • 用意するもの:特になし
  • 内容・進め方

パタカラ体操は、口・舌を鍛えてむせ込みを防ぐための運動です。

以下のような動きで行います。

・「パ・タ・カ・ラ」と1音ずつはっきりと声を出す
・「パパパパ…」「タタタタ…」と、1音を繰り返して声を出す
・歌の歌詞やリズムにあわせて「パ・タ・カ・ラ」と声を出す

それぞれ数回繰り返して、順番に行う方法でも良いでしょう。パタカラ体操を行うタイミングとしては、お昼ご飯を食べる前が望ましいです。

3.勝ち負けジャンケン

  • レクの種類:頭を使うレク
  • 参加人数:何人でも可
  • 必要なスタッフ数:2人以上(進行役、サポート役)
  • 用意するもの:特になし
  • 内容・進め方:

①スタッフの前に利用者を集めて、イスに座ってもらう
②最初にじゃんけんで「勝ってください」「負けてください」「あいこになってください」という指示を出す
③スタッフが「グー・チョキ・パー」のどれかを出して、利用者はそれを見てから手を出してもらう
④指示通りの手を出したら勝ち
⑤引き続き②〜③を繰り返す

このレクでは、利用者がスタッフの手を見てすぐに対応する必要があるので、頭を鍛えられます。

勝ち残りや勝利数を競うような形式で行うのもおすすめです。

4.伝言ゲーム

  • レクの種類:頭を使うレク
  • 参加人数:10人以上が望ましい
  • 必要なスタッフ数:3人以上(進行役、サポート役)
  • 用意するもの:特になし
  • 内容・進め方

①5人グループを2つ以上作り、縦か横に並ぶ
②最初の利用者だけにメッセージを伝える
③1人ずつ耳打ちをしながら伝言をしていく
④最後の利用者が答えを発表する
⑤答えがあっているか確認する

相手の伝言をうまく聞き取る必要があるので、集中力や記憶力が鍛えられます。

グループ人数が足りなかったら、スタッフも一緒にゲームに参加してみましょう。

5.ダンス

  • レクの種類:リズムにあわせて身体を動かすレク
  • 参加人数:何人でも可
  • 必要なスタッフ数:3人以上(進行役、サポート役)
  • 用意するもの:特になし
  • 内容・進め方

イスや車イスに座りながらリズムにあわせてダンスを踊ります。リズムにあわせて身体を動かすことで、活動量の向上だけでなく認知機能の改善も期待できます。

ダンスの曲は高齢者から人気なものから最近のものなど、いろいろな種類を考えておくと良いでしょう。

基本的に座って行えるようなダンスを選択しますが、安定している利用者は立って行ってみてください。その際は、転倒や周囲の利用者との接触に注意しましょう。

6.連想ゲーム

  • レクの種類:頭を使うレク
  • 参加人数:10人以上
  • 必要なスタッフ数:2人以上(進行役、サポート役)
  • 用意するもの:特になし
  • 内容・進め方

①指示役のスタッフがお題を出す(動物、赤いものなど)
②利用者は1人ずつ順番にお題に沿って連想した言葉を伝える
③言葉が被らないように1周を目指す
④1周できたら新しいお題を出して、再び1周を目指す

連想ゲームはお題にあったものを考える必要があるので、頭を鍛えられます。

連想できる範囲が広くなるように、お題はなるべく限定的な言葉を選ばないように注意しましょう。

7.なぞなぞ

  • レクの種類:頭を使うレク
  • 参加人数:何人でも可
  • 必要なスタッフ数:1人以上
  • 用意するもの:特になし
  • 内容・進め方

スタッフがなぞなぞのお題を出して、その答えを考えてもらいます。シンプルなレクですが、頭を使うので認知機能の向上につながります。

正解数を数えて、一番多く答えられた利用者を決めるようにすると盛り上がりやすくなるでしょう。

8.⚪︎×クイズ

  • レクの種類:頭を使うレク
  • 参加人数:何人でも可
  • 必要なスタッフ数:1人以上
  • 用意するもの:特になし
  • 内容・進め方

お題を出して、利用者に⚪︎か×かを当ててもらうゲームです。なぞなぞと同じように、問題を用意していれば気軽に行えるレクです。

なぞなぞよりも答えるのが簡単なので、参加しやすいのが大きな特徴といえます。

9.限定しりとり

  • レクの種類:頭を使うレク
  • 参加人数:10人以上
  • 必要なスタッフ数:2人以上(進行役、サポート役)
  • 用意するもの:特になし
  • 内容・進め方

利用者1人ずつしりとりをしていきます。普通のしりとりだと簡単なので、ある程度の制限を設けて難易度を高くしながら行いましょう。

たとえば、4文字の言葉のみにしたり、カタカナの言葉だけにするのも良いでしょう。

制限によって難易度を極端に上げすぎないように注意してください。柔軟にルールを変更しながら行うと、飽きずに続けやすくなります。

10.ジェスチャーゲーム

  • レクの種類:頭を使うレク
  • 参加人数:何人でも可
  • 必要なスタッフ数:2人以上(ジェスチャー役、サポート役)
  • 用意するもの:特になし
  • 内容・進め方

ジェスチャー役のスタッフがお題にあったジェスチャーをとり、それを見た利用者が答えるゲームです。

なかなか答えがわからない場合は、サポート役が都度ヒントを出してください。お題は身振り手振りで答えられるようなものを集めておきましょう。

11.ご当地クイズ

  • レクの種類:頭を使うレク
  • 参加人数:何人でも可
  • 必要なスタッフ数:1人以上
  • 用意するもの:ご当地にちなんだイラストを用意しておくと良い
  • 内容・進め方

ご当地にちなんだものを紹介して、どの都道府県なのかを当てるゲームです。

利用者の地元や旅行した場所などもあると思うので、記憶のトレーニングにもなるでしょう。

最初は難しいご当地ネタを紹介して、徐々に難易度を下げるようにヒントを出すと、気づいたときの楽しさを実感できるようになります。

12.イントロクイズ

  • レクの種類:頭を使うレク
  • 参加人数:何人でも可
  • 必要なスタッフ数:1人以上
  • 用意するもの:音楽を流せるデバイス(スマートフォンでも可)
  • 内容・進め方

有名な歌のイントロだけを流して、曲名を利用者に当ててもらうゲームです。イントロをよく聞く必要があるため、集中力の向上も期待できます。

利用者ごとの世代で有名な曲をピックアップしておくと、盛り上がりやすくなるでしょう。

今回紹介したレクは一例なので、施設にあわせて自由に改変してみましょう。

簡単にできるレクリエーションを楽しもう

道具なしでできるレクリエーションは、すぐに行えて気軽に楽しめるメリットがあります。道具がなくとも、身体を動かしたり、頭を使ったりした内容を行うことが可能です。

もしものときにすぐにレクをできるように、道具なしでできるものを考えておくと良いでしょう。

道具なしでできるレクはアイデア次第でたくさんの種類を用意できるので、今回紹介したもの以外で楽しめる内容は豊富にあります。

ぜひ今回の記事を参考にしつつ、施設にあわせたオリジナルのレクを楽しみましょう。

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この記事の著者

Rehab Cloud編集部   

記事内容については、理学療法士や作業療法士といった専門職や、デイサービスでの勤務経験がある管理職や機能訓練指導員など専門的な知識のあるメンバーが最終確認をして公開しております。

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