介護業界のシステム開発会社一覧|施設に最適な1社を見つけよう

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ICT活用

更新日:2025/10/01

介護業務の効率化に向けて、システム導入を検討している方も多いのではないでしょうか。 この記事では、介護システムを提供する主要な開発会社を15社紹介します。各社の特徴を比較し、自施設に最適な一社を見つけるためのポイントも解説します。

※2025年4月時点情報

そもそも介護システムとは?

まず、介護システムの基本的な知識から確認しましょう。

介護業務の「間接業務」を効率化するツール

介護システムは、介護現場のさまざまな業務を効率化・自動化するツールです。日々の記録や請求業務といった間接業務の負担を減らすことができます。

これにより、スタッフが本来注力すべき直接業務の時間を確保しやすくなります。介護ニーズの増加と職員の負担増という課題を解決するため、多くの施設で導入が進んでいます。

代表的な介護システムの種類

介護システムには、特定の機能に特化したものから、複数の機能を網羅したものまで様々です。

  • 介護記録システム
  • ケアプラン作成・管理システム
  • 請求業務システム
  • 情報共有システム
  • 介護見守りシステム
  • 医療介護連携システム
  • スケジュール管理システム など

【まず検討したい】パッケージ型ソフトを提供する開発会社

まずは、多くの施設で導入されているパッケージ型の介護ソフトを開発・販売している会社を紹介します。 比較的コストを抑えられ、短期間で導入できるのが魅力です。

株式会社Rehab for JAPAN

株式会社 Rehab for JAPANは「介護に関わるすべての人に、夢と感動を」を理念として掲げ、介護ソフトやオンラインリハサービスを開発している企業です。パッケージソフトウェアとして、計画書作成・介護記録・LIFE・介護報酬請求に一気通貫で対応した科学的介護ソフト「Rehab Cloud(リハブクラウド)」を提供しています。画面のわかりやすさや操作性の高さにより、累計導入事業所数は3,000件以上、サービス利用の継続率は99.2%という実績を誇ります。

参考:介護ソフト・介護システムならRehab Cloud(リハブクラウド)

株式会社ワイズマン

株式会社ワイズマンは、誰もが安心して暮らせる「つながる社会」の実現というビジョンを掲げる医療・介護・福祉に特化した支援を行うICT企業です。パッケージソフトウェアとして、豊富なカスタマイズが可能なワイズマンシステムSPを提供しています。61,200を超える介護事業所への導入実績を持ちます。

参考:カルテ・介護ソフトの開発・販売|医療と介護・福祉のワイズマン

NDソフトウェア株式会社

NDソフトウェア株式会社は、介護・福祉向けの事務管理と現場業務を支援するパッケージソフトウェアの開発を行っている企業です。ほのぼのNEXTやほのぼのmoreなどを提供しています。介護ソフトのほのぼのNEXTは、71,900以上の介護事業所への導入実績があります。

参考:【業界トップシェア】介護・障がい福祉システムならNDソフトウェア

富士通株式会社

富士通株式会社は、機器・通信システム・情報処理システムなどを幅広く扱う総合電機メーカーです。「様々な課題を解決し、介護の現場にイノベーションを」をコンセプトとした介護事業者支援システム「HOPE LifeMark-WINCARE」を提供しています。

参考:介護事業者支援システム HOPE LifeMark-WINCARE : 富士通

【独自開発なら】開発実績が豊富な会社

次に、施設の独自の要望に合わせてシステムをゼロから開発できる会社を紹介します。 費用や時間はかかりますが、自施設に完璧にフィットしたシステムを構築できます。

MICKS株式会社

MICKS株式会社は、ニーズに合わせた介護システムの企画から保守まで一貫して対応するシステム開発会社です。システム開発とカスタマイズをミックスして、顧客のニーズに合わせたサポートを行っていることが特徴です。介護システム「かい録」、かい録 S、kirokuといったパッケージシステムも提供しています。

参考:MICKS株式会社

株式会社ジェイ・ウイング

株式会社ジェイ・ウイングは顧客とワンチームになり、開発のチーム一括受託を専業とするシステム開発会社です。20年以上にわたって介護福祉業界のDXをサポートしてきた豊富な開発実績を持っています。

参考:ホーム – 株式会社ジェイ・ウイング

株式会社くじらシステム開発

株式会社くじらシステム開発は、顧客のニーズを丁寧にヒアリングし、介護業務の改善・効率化を提案するシステム開発会社です。システムの設計から運用サポートまで、一貫して対応する体制が整えられています。

参考:くじらシステム開発 – |システム開発|人事考課システム|福岡

【独自開発なら】開発・運用・保守まで対応する会社

介護システムの開発・運用・保守まで一貫して対応するシステム開発会社をご紹介します。

株式会社CLOCK・IT

株式会社CLOCK・ITは「必要なものを必要な人へ」というミッションを掲げ、システムインテグレーションやWebアプリ開発を行っている会社です。介護事業所の経営や事業を分析し、課題解決に貢献するシステムの企画・構築・運用・コンサルティングまでトータルでサポートしています。

参考:株式会社 CLOCK・IT(クロックイット)

メディアテック株式会社

メディアテック株式会社は、システム開発・ホームページ制作・SaaSの提供などを行っている会社です。丁寧なカウンセリングによって介護事業所に合ったシステムを開発し、メンテナンスからサポートまで実施しています。創業37年という豊富な開発実績があります。

参考:メディアテック株式会社

ツーエス・テクノロジーズ株式会社

ツーエス・テクノロジーズ株式会社は「人」「モノ」「コト」をシンプルにつなぐことをコンセプトに掲げ、Webシステム開発、大学や研究機関との共同研究、組込機器向けの技術提供を行う会社です。フロントエンドの実装から、デバイスやサーバといった機器のサポートまでワンストップで提供しています。

参考:ツーエス・テクノロジーズ株式会社 | 2ST, inc.

キュアコード株式会社

キュアコード株式会社は、「医療を手元に、ヘルスケアを身近に」をコンセプトにシステム開発・アプリ開発・ホームページ作成・デザイン制作など幅広いサービスを提供する会社です。のりコミ~やPHRONTIERといった介護や福祉向けのシステムも提供しています。

参考:キュアコード株式会社 | 医療・ヘルスケアアプリ・システム・デザイン

【独自開発なら】コンサルも対応する開発会社

介護システムの開発だけでなく、コンサルティングにも対応したシステム開発会社をご紹介します。

スパイスファクトリー株式会社

スパイスファクトリー株式会社は、よりよい方向への変化を加速させるスパイスとしての役割を果たすことをミッションとした会社です。システム開発・スマホアプリ開発・Weデザイン・コンテンツマーケティングといった幅広い事業を展開し、顧客のDXをサポートしています。

参考:スパイスファクトリー株式会社|360°デジタル・インテグレーター

株式会社アイ・エス・ビー

株式会社アイ・エス・ビーは、ソフトウェアの開発により幅広い事業領域において組織のDXを支援している会社です。顧客のニーズや用途に合わせたIoT・無線・医療システム・モバイルセキュリティといった製品を提供するプロダクト事業と、組み込み系開発やインフラ開発といったソリューション事業を軸に事業を展開しています。

参考:株式会社アイ・エス・ビー

ワンダフルライフ・ゼン株式会社

ワンダフルライフ・ゼン株式会社は、「人の役に立てる仕事がしたい」という想いのもと介護関連システム開発事業・介護開業支援事業・介護コンサル事業などを展開しています。介護経過支援記録システム「みんなでケア」の開発を始め、介護業界に特化したシステム開発を行っています。

参考:ワンダフルライフ・ゼン株式会社

株式会社ファイブ

株式会社ファイブは顧客密着型のサービス提供を行い、システムコンサルティングや基幹システム受託・開発など5つの領域の事業を展開する会社です。徹底した調査と分析により、企業のポテンシャルを発揮できるシステムの導入を行っています。

参考:Fiv-e | System Consulting & Integration

システム会社選びに迷ったら介護ソフトもおすすめ

自施設に合うシステム開発会社は見つかりましたか?もし「オーダーメイド開発は時間も費用もかかりそうだ」と感じた場合は、まずパッケージ型の介護ソフトを検討することをおすすめします。

介護ソフトは、多くの施設の業務に対応できるよう作られており、システム開発よりコストを抑えて導入できます。法改定への迅速な対応も魅力の一つです。

中でも「Rehab Cloud(リハブクラウド)」は、導入前から手厚いサポートで施設の悩みに寄り添います。 システム導入でお困りの際は、一度相談してみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ | 介護ソフト・介護システムならRehab Cloud(リハブクラウド)

介護業界のシステム会社選びは比較検討が重要

介護事業所の業務を効率化や自動化を実現するシステムを開発するには、信頼できるシステム開発会社を選ぶことが大切です。それぞれのシステム開発会社によって、パッケージソフトウェアを提供している、コンサルティングも行っているといった特徴が異なります。そのため、会社任せにせずにどのような課題を解決したいかという導入の目的を明確にしましょう。

そのうえで、多くのコストと時間を費やしてシステム開発を行うのではなく、介護ソフト導入という選択肢も検討するのがおすすめです。介護ソフトはシステム開発と比較すると、カスタマイズの自由度は低いです。しかし、介護現場で求められることは何かを考え、幅広い業務を効率化する機能を提供しています。また、法改定や機能改善といったアップデートも行っています。システム導入について悩んでいる場合には、システム開発だけにとらわれずに課題の解決という根本に立ち返って検討することが大切です。

加算算定、書類業務でお困りならリハブクラウドがおすすめ

日々の加算算定業務や記録業務などで苦労されている人も多いのではないでしょうか?科学的介護ソフト「リハブクラウド」であれば、現場で抱えがちなお悩みを解決に導くことができます。

例えば、加算算定業務であれば、計画書作成や評価のタイミングなど、算定要件に沿ってご案内。初めての加算算定でも安心して取り組めます。さらに、個別性の高い計画書は最短3分で作成できます。

記録した内容は各種帳票へ自動で連携するため、何度も同じ内容を転記することがなくなります。また、文章作成が苦手な方でも、定型文から文章を作成できるので、簡単に連絡帳が作成できるなど、日々の記録や書類業務を楽にする機能が備わっています。

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この記事の著者

Rehab Cloud編集部   

記事内容については、理学療法士や作業療法士といった専門職や、デイサービスでの勤務経験がある管理職や機能訓練指導員など専門的な知識のあるメンバーが最終確認をして公開しております。

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