【介護職必見】利用者を怪我させてしまった時の初期対応と法的責任
現場ノウハウ
2025/03/14
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資格・職種
更新日:2025/04/09
実務者研修(介護福祉士実務者研修)とは、より質の高い介護サービスを提供するために、実践的な知識と技術の習得を獲得する研修です。 サービス提供責任者になることができ、介護福祉士などのキャリアアップをしていくための研修として受講していきます。
この記事の目次
実務者研修(介護福祉士実務者研修)とは質の高い介護サービスを安定的に提供していくため、「社会福祉士及び介護福祉士法」(平成23年6月公布)により、一定の内容・質、時間数が担保されているものを修了した場合には、実務者研修の実施者の判断により科目単位での修了認定を受けることができます。
介護の現場でステップアップを目指すなら、「介護福祉士実務者研修」の取得は大きな一歩となります。介護福祉士の国家試験を受験するための必須条件であるだけでなく、サービス提供責任者としての道も開かれ、将来的なキャリアアップや収入アップにもつながります。
さらに、たん吸引や経管栄養など、より高度な介護技術を学べることで、現場での信頼性や対応力も格段に向上します。以下、説明していきます。
介護福祉士の国家試験を受けるためには、実務経験3年に加えて、実務者研修の修了が必要です。介護福祉士になると各事業所等での管理者になる可能性も高くなり、キャリアアップが期待できます。
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訪問介護事業所では「サービス提供責任者」の設置が必要です。初任者研修の有資格者でもサービス提供責任者になることはできますが、事業所の介護報酬が30%減算となります。そのため実務者研修を受講して「実務者研修を持つ」ことで減算されることがなくなります。
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医師や看護師以外には認められていなかったたん吸引や経管栄養の技術、認知症の方への関わり方など介護について専門的に学ぶことができます。
※「医療的ケア」は講義50時間とは別に演習を修了する必要があります。
※実際に行う場合は「認定特定行為業務従事者認定証」の交付を受け、実地研修を修了した行為のみ、実施が可能とされています。
介護職としてスキルアップを目指す中で、「初任者研修」と「実務者研修」の違いが気になる方も多いのではないでしょうか。どちらも介護の基礎を学ぶ研修ですが、学べる内容や資格取得後の役割には違いがあります。ここでは、それぞれの研修の違いをわかりやすくご紹介します。
初任者研修は約130時間のカリキュラムで、介護の基本を学びます。
実務者研修は約450時間と、より多くの時間をかけて専門的な内容まで学びます。科目数も多く、より実践的な知識が身につきます。
初任者研修では、筆記の修了試験があります。研修の内容をしっかり理解できているかを確認するための試験です。
実務者研修には、修了試験はありません。ただし、すべての課題と演習をクリアする必要があります。
実務者研修では、たん吸引や経管栄養などの「医療的ケア」について基礎的な知識を学びます。これにより、将来的に認定を受ければ、実際の現場で医療的ケアを行うことも可能になります。一方、初任者研修には医療的ケアの学習は含まれていません。
実務者研修の期間は、すでに持っている資格によって研修期間が異なります。資格の有無や実務経験に関わらず誰でも受講すること可能なためこのようになっております。
実務者研修の期間
なし|450時間
ホームヘルパー3級|420時間
ホームヘルパー2級|320時間
介護職員初任者研修|320時間
ホームヘルパー1級|95時間
介護職員基礎研修|50時間
2013年度からホームヘルパー2級は「介護職員初任者研修」へ移行し、介護職員基礎研修・ホームヘルパー1級は「実務者研修」に改編されました。
参照:実務者研修について厚生労働省(平成23年)実務者研修より
実務者研修の費用にはお持ちになっている資格によって、受講料が大きく違います。また、開講教室の立地状況やカリキュラムの日程、キャンペーン期間などでも異なることがありますので、実務者研修を受講されたい方は事前に確認が必要です。
また、実務者研修は通信などを利用することにより、働きながらでも受講することが可能ですので、介護でご飯を食べていきたいと思われる方は、今後のキャリアアップのためにも是非取り組んでみてください。
介護福祉士実務者研修の取得を検討されている方から、よく寄せられる疑問や質問についてまとめました。以下で詳しく解説します。
実務者研修は働きながらでも取得可能です。多くのスクールでは、通信教育と通学を組み合わせたカリキュラムを提供しており、通学日数を最小限に抑えることができます。
また、夜間や週末に開講されるクラスもあり、勤務シフトに合わせて受講計画を立てやすくなっています。
介護の基礎を学びたい場合や、まずは短期間で資格を取得したい場合は初任者研修がおすすめです。一方、将来的に介護福祉士を目指す、またはサービス提供責任者としての役割を担いたい場合は、実務者研修の取得が適しています。ご自身のキャリアプランや現在の状況に合わせて選択すると良いでしょう。
保有している資格によっては、実務者研修の一部科目が免除される制度があります。例えば、介護職員初任者研修を修了している場合、130時間分のカリキュラムが免除されます。
他にも、ホームヘルパー1級や介護職員基礎研修を修了している場合、さらに多くの時間が免除されることがあります。詳細については、各スクールや関連機関に確認すると良いでしょう。
実務者研修の受講には、特別な条件や資格は必要ありません。無資格・未経験の方でも受講可能です。ただし、介護の基礎的な知識や経験があると、研修内容をより理解しやすくなります。
そのため、初任者研修を先に受講するなど、段階的に学ぶ方法も検討すると良いでしょう。 ご自身の状況や目標に合わせて実務者研修の受講を検討してみてください。
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