ADLとIADLの違いとは |介護における定義・項目・アセスメント・評価の違い
現場ノウハウ
2024/11/06
現場ノウハウ
介助
更新日:2024/10/17
ご高齢者の介護・介助(ケア)を行う介護スタッフが知っておきたい介助の種類と基本的な介助方法を7種まとめてご紹介します。超高齢社会を迎える日本においてご高齢者の介護は、他人事ではない問題になっているのではないでしょうか?ご高齢者が安心して、安全に生活できるように私たち介助スタッフが基本的な介助の知識を高めていきましょう。
この記事の目次
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看護師や介護士などの介護スタッフは、日頃から立ったり座ったりすることができないご高齢者や患者様の介助(ケア)をしています。
日々の業務で患者様を持ち上げたり、支えたり、動かしたりしていると介助者側(スタッフ)の腰が痛くなったり、疲れてしまったりと体力の限界を感じます。
これらは介助の種類や正しい介助方法・ポイントを理解するだけでも随分楽に介助できるようになります。また、ご高齢者が安心して、安全に生活できるようになるため、私たちスタッフが基本的な介助の知識を高めていく必要があるのです。
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ご高齢者が安心して、満足できる生活が送れるためには私たち介護スタッフがその介助方法を理解しておくだけでなく、介助者であるご家族も介助方法を理解しておく必要があります。ご家族にも介助のポイントを伝授できるようにさまざまな介助の種類を学んでいきましょう!
では、次章よりそれぞれの介助方法を手順・ポイントを踏まえてご紹介していきます。
それでは、まず移乗介助の方法についてご紹介していきます。
車椅子生活をしている方にとって、移乗は毎日何度も行う必要不可欠な動作です。移乗を安全で快適に行うためには以下の手順に沿って介助を行うようにしましょう。
【ベッド〜車椅子間の移乗介助の手順】
▼移乗介助の応用編として「移乗介助の注意点」や「移乗介助が楽になる福祉用具」について下記の記事でご紹介しています。詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
続いて、1日に最低でも3回は実施する食事の介助方法についてご紹介します。
食事介助は、誤嚥を伴うためリスクに注意しなければならない難しい介助の1つです。食事介助をする場合は、食事中の姿勢や口に運ぶタイミングなどを重要に注意してケアを行うことがとても大切になります。
ここでは食事介助の中でも、麻痺がある方の場合の介助の手順をご紹介します。ご高齢者の状況に合わせて介助方法を選択してみてください。
【片麻痺の食事介助の手順】
▼食事介助の応用編として「食事介助の注意点」や「症例別の食事介助のポイント」についても学んでみませんか?詳しくは下記の記事をご覧ください。
食事介助と合わせて知っていただきたい介助方法に「口腔ケア」があります。
口腔ケアは、病気や怪我によってご自分で口の中を清潔に保つことができない方や高齢者が、次に病気を引き起こす可能性を防いでくれる(病気を予防する)大切なケアです。いつまでも自分の力で食事を食べられるということは、今後の人生をより良く生きるための重要な要素であり、家族や親戚、友人等との関わりの場としても生活満足感(QOL)を高めることができる大切なケアです。
【口腔ケアの手順】
※ただし、意識障害や麻痺がある場合は誤嚥をする可能性があるため、うがいを禁止されている場合があります。医師や看護師にうがいの有無を必ず確認しておきましょう。
▼口腔ケアの応用編として「口腔ケアの注意点」や「ポイント」について詳しく学んでみませんか?詳しくはこちらの記事をご覧ください。
【関連記事】 口腔ケアの目的と手順・注意点【介護初心者の基礎知識】 |
次に、トイレやおむつ交換などの排泄の介助についてご紹介します。
下の世話をしてもらうことは、ご高齢者においても誰しも嫌なことです。そのため排泄介助では、自尊心を傷つけないように配慮したり、できるだけ自分の力でトイレができるように環境を調整したり、水分摂取を促したりできるだけの介助者の配慮が必要となります。
排泄介助には、ポータプルトイレや尿器や便器を使用した方法などがありますが、今回はトイレでの排泄介助の手順についてご紹介します。
【トイレでの排泄介助の手順】
▼排泄介助で「長引いてしまう」「頻尿や残尿感の訴えがある」「いつも失禁している」「トイレが狭く介助しにくい」といった悩みはありませんか?これらを解決する排泄介助のポイントは以下の記事でご紹介しています。詳しくはこちらをご覧ください。
医療や介護現場での入浴の介助は、決まった時間に多くの利用者様を誘導していくため時間との戦いになっているのではないでしょうか?そのため、入浴介助の手順を把握しておきましょう。
【入浴介助の手順】
入浴は浴室や脱衣所が濡れていることがあるので転倒には十分に注意しましょう。また、ご高齢者の皮膚は弱いため、入浴中に力を入れて洗ったり、手すりや壁にぶつけると内出血や皮膚剥離を起こすことがあるので注意しましょう。入浴後は、脱水や血圧が変動しやすくなるのでしばらくは椅子に座ったりと安静を保っておくように促しましょう。 |
▼ご高齢者に安全で快適に入浴をしてもらうためには、私たちスタッフはどのようなことに注意し、入浴の介助を行えば良いのでしょうか?入浴介助の注意点について以下の記事でまとめています。詳しくはこちらをご覧ください。
更衣(着替え)の介助は、朝や就寝時、入浴時など日常的に行います。特に寝たきりの人の更衣(着替え)の介助を行う場合に難しいと感じることが多いのではないでしょうか?ここでは「上着の介助」と「ズボンの介助」に分けて行為介助の手順をご紹介します。
【更衣介助の手順】
▶︎ 前開きタイプの上着の更衣介助の手順
▶︎ ズボンの更衣介助の手順
更衣(着替え)では、薄着になるため室温の調整を行なってから着替えるようにしましょう。また、肌着になるのが恥かしいと思われることも多いため、自尊心を傷つけないようにプライバシーに配慮しましょう。 |
▼着替えの介助で注意するポイントについて詳しく学んでみませんか?着替えの介助方法については下記の記事でまとめています。合わせてこちらもご覧くさい。
歩くときにふらついて転倒してしまう危険性がある方が、安全に心身して歩いてもらうためには私たちが歩行介助の正しい知識を持っておく必要があります。
歩行介助の方法には手引きや歩行器など歩行形態に合わせていくつかの介助方法があります。ここでは歩行介助でよくある杖での歩行介助の手順をご紹介します。
【杖の歩行介助の手順】
▶︎杖以外にもご高齢者の状態や屋外・屋内などによって歩行器やシルバーカーなどの歩行介助もあります。その他の歩行介助の種類と方法について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
今回は、介護・介助の基本的な知識として「移乗介助」「食事介助」「口腔ケア」「排泄介助」「入浴介助」「更衣介助」「歩行介助」をまとめてご紹介しました。
特に、ご高齢者に対する介助方法は、様々な病気や身体状況によっても異なりますが、まずは介助の基本的な手順を理解することが重要です。
これから2025年に向けて高齢化率が高まります。ご高齢者が安心して、安全に生活できるように私たちが介助の基礎知識を高めて行きましょう!
【入浴の介助】 ● 入浴介助の注意点とポイント 【清拭の介助】 ● 清拭の手順と注意点 ● 清拭の効果・目的と最適な温度 【足浴の介助】 ● 足浴の手順と注意点 ● 足浴の効果と最適な温度 【食事の介助】 ● 食事介助のコツと注意点 【口腔ケア】 ● 口腔ケアの手順と介助方法・注意点 【着替えの介助】 ● 更衣介助(着替え介助)の手順と注意点 【移乗の介助】 ● 移乗介助の手順と注意点 【歩行の介助】 ● 歩行介助の方法と注意点 【まとめ】 ● 介助の種類と介助方法まとめ |
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