ご高齢の方に大好評!みんなでわいわい『盛り上がるレクリエーション』15選

現場ノウハウ

レクリエーション

更新日:2024/09/12

デイサービスや施設では、「レクリエーションをやっても盛り上がらない」という悩みがあるのではないでしょうか。利用者にもさまざまな好みがあり、全員が夢中になれるものを探すのは大変です。ここでは、グループでできて楽しく盛り上がることができるレクリエーションを集めてご紹介します。  

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グループで楽しくできるレクリエーションの意義

施設で行われているレクリエーションにはさまざまな種類がありますが、せっかくならたくさんの人数を活かして、みんなで盛り上がるような活動をしていきたいものです。

いつも行う活動の中にグループでできるレクリエーションを用意しておくと、利用者同士で楽しめるだけでなく、交流を深めるきっかけとなるでしょう。

グループで楽しくできるレクリエーションの大きなメリットは、以下の通りです。

  • 利用者同士の交流がしやすい
  • 楽しい雰囲気で身体を動かしたり頭を使ったりできる
  • 利用者の笑顔が増える

このように、グループでのレクリエーションは盛り上がりやすいので、利用者にとって多くのメリットがあります。さまざまな利用者に楽しんでもらうために、集団でできるレクは用意しておきましょう。

レクリエーションが持つ意義や効果についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
 ▶︎高齢者レクリエーションの効果と意義・作成する際のポイント

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わいわい盛り上がるレクリエーション15選

ここではグループで盛り上がれるレクリエーションの内容をご紹介します。

1.風船バレー

  • レクの種類:身体を動かすレク
  • 参加人数:10人以上
  • 必要なスタッフ数:2人以上(サポート役)
  • 用意するもの:風船
  • 内容・進め方

円になって風船バレーを行い、どれだけラリーが続くかチャレンジするゲームです。

風船が落ちないように、利用者同士で協力しながら行いましょう。人数が多い場合は、いくつかのグループに分けてどれくらいラリーが続くかを競うのも良いでしょう。

2.お手玉入れ

  • レクの種類:身体を動かすレク
  • 参加人数:10人以上
  • 必要なスタッフ数:3人以上(進行役、サポート役)
  • 用意するもの:お手玉、カゴ
  • 内容・進め方

複数グループに分かれて、制限時間以内にお手玉をどれだけカゴに入れられるかを競うゲームです。

カゴの位置は低くしたり、高くしたりして、さまざまなバリエーションで行ってみましょう。お手玉の色や種類によって点数が変わるような工夫をすると、さらに盛り上がりやすくなります。

3.輪投げゲーム

  • レクの種類:身体を動かすレク
  • 参加人数:5人以上
  • 必要なスタッフ数:1人以上
  • 用意するもの:わっか、わっかを通す棒など
  • 内容・進め方

利用者ごとにわっかを投げてもらい、特定の棒に入れるゲームです。

輪投げゲームは身体を動かすだけでなく、集中力を高めるのにも役立ちます。わっかを入れた場所に応じて点数を変えたり、グループに分かれて競ったりするのもおすすめです。

4.新聞ちぎりゲーム

  • レクの種類:指の力を使うレク
  • 参加人数:5人以上
  • 必要なスタッフ数:2人以上(進行役、サポート役)
  • 用意するもの:新聞紙
  • 内容・進め方

制限時間以内にどれくらい新聞紙をちぎれるかを競うゲームです。

新聞紙をちぎるには指の握力や細かな動きが求められるため、それらの能力の向上につながります。縦に長くちぎる、細かくちぎるなどの指定をすれば、それぞれにあわせた指の動きを鍛えられます。

5.新聞広げゲーム

  • レクの種類:指を動かすレク
  • 参加人数:5人以上
  • 必要なスタッフ数:1人以上
  • 用意するもの:丸めた新聞紙
  • 内容・進め方

あらかじめ丸めておいた新聞紙を広げて、もとに戻すゲームです。

丸まった新聞紙を効率的に広げるので、指の器用な動きのトレーニングになります。手を使う以外にも、新聞紙を床に置いて足の指を使って広げるのもおすすめです。

制限時間内にどのくらい広げられるか競ってみましょう。

6.魚釣りゲーム

  • レクの種類:身体を動かすレク
  • 参加人数:5〜10人前後
  • 必要なスタッフ数:2人以上
  • 用意するもの:厚紙に書いたさまざまな魚、割り箸や棒で作った釣竿、クリップ、磁石、凧糸
  • 内容・進め方

テーブルや床に作った魚を配置し、利用者が釣竿を使用して釣ってもらうゲームです。

魚にはクリップを、釣り糸の先には磁石をつけると釣れるようになります。魚釣りを楽しめるだけでなく、集中力を高める練習にもなります。

もともと釣りが好きだった利用者がいれば、わいわいと楽しめるでしょう。

7.紙飛行機飛ばし

  • レクの種類:手や指を動かすレク
  • 参加人数:5人以上
  • 必要なスタッフ数:2人以上
  • 用意するもの:折紙
  • 内容・進め方

折り紙で飛行機を折った後、利用者が飛ばして飛距離を競うゲームです。

飛行機をキレイに飛ばすためには、指の力を使って紙をきっちりと折ることが大切です。飛行機をいっせいに飛ばすようにすると、より盛り上がりやすくなるでしょう。

8.お手玉を使用した棒倒しゲーム

  • レクの種類:頭と手を使うレク
  • 参加人数:偶数人であれば何人でも可
  • 必要なスタッフ数:2人以上
  • 用意するもの:お手玉、割り箸やストローなどの棒になるもの
  • 内容・進め方

棒倒しゲームは2人1組で行います。お手玉を山のように積み重ねて、その頂上に棒を刺します。

利用者は棒が倒れないように、お手玉を少しずつ取り除いていきましょう。どのお手玉を取ったら棒が倒れないかをよく見る必要があるので、手だけでなく集中力の向上にもつながります。

9.紐巻き取りゲーム

  • レクの種類:手を使うレク
  • 参加人数:偶数人であれば何人でも可
  • 必要なスタッフ数:1人以上
  • 用意するもの:紐、ラップの芯、かご、クッションなど
  • 内容・進め方

①紐の両端にラップの芯とカゴをつける(カゴにはクッションやぬいぐるみを入れておく)
②利用者は芯を持ちつつ、回して紐を巻き取ってカゴを近づける
③2人1組で行い、どちらがカゴを早く近づけられるかを競う

紐を巻き取ることで、手のトレーニングになります。時間を記録して、早く巻き取れた方のランキングをつけるのも良いでしょう。

10.スリッパ飛ばし

  • レクの種類:足を動かすレク
  • 参加人数:5人以上
  • 必要なスタッフ数:2人以上(進行役、サポート役)
  • 用意するもの:スリッパ、イス
  • 内容・進め方

車イスやイスに座った利用者が、順番に足でスリッパを飛ばすゲームです。

スリッパを飛ばすために膝を伸ばす必要があるため、足のトレーニングにつながります。どのくらいスリッパを飛ばせるのか競ってみましょう。

11.カラオケ大会

  • レクの種類:声を出すレク
  • 参加人数:5人以上
  • 必要なスタッフ数:2人以上(進行役、盛り上げ役)
  • 用意するもの:カラオケ用の機材
  • 内容・進め方

利用者ごとに歌を歌ってもらうことで、ストレス発散につながります。カラオケが趣味の利用者が多い場合は、さらに盛り上がりやすくなるでしょう。

場合によってはスタッフも歌うこともあるので、担当者もいくつかの持ち歌は確保しておきましょう。カラオケに必要な機材があれば、ぜひ開催してみてください。

12.イントロ曲当てクイズ

  • レクの種類:頭を使うレク
  • 参加人数:5人以上
  • 必要なスタッフ数:1人以上
  • 用意するもの:曲を流す機材
  • 内容・進め方

お題のイントロを流して、曲を当ててもらうゲームです。

イントロ部分だけで曲名を判断してもらうため、集中力と瞬発力が鍛えられます。年代ごとに有名な曲を集めておくと、利用者も答えやすくなるでしょう。

13.都道府県を埋めるゲーム

  • レクの種類:頭を使うレク
  • 参加人数:何人でも可
  • 必要なスタッフ数:2人以上(進行役、サポート役)
  • 用意するもの:ホワイトボード
  • 内容・進め方

利用者同士で協力して、日本の47都道府県を埋めるゲームです。

あらかじめ日本地図の外枠をホワイトボードに書き、都道府県が出るたびに中身を埋めるとイメージしやすくなります。

人数が多い場合は、いくつかのグループに分かれて行い、どれだけ早く埋められるかを競うのもおすすめです。

14.イラストしりとり

  • レクの種類:頭を使うレク
  • 参加人数:5人以上
  • 必要なスタッフ数:1人以上
  • 用意するもの:紙、ペン
  • 内容・進め方

しりとりをイラストで行うゲームです。イラストの内容や順序から言葉を推測する必要があるため、脳トレになります。

絵を描くのが好きな利用者が集まって行えば、楽しくゲームを進められるでしょう。どのくらい続けられるかチャレンジしてみましょう。

15.ビンゴゲーム

  • レクの種類:頭を使うレク
  • 参加人数:5人以上
  • 必要なスタッフ数:2人以上(進行役、サポート役)
  • 用意するもの:紙、ビンゴの抽選機
  • 内容・進め方

ビンゴゲームは運動が苦手な利用者でも楽しめるレクの1つです。

ビンゴカードや抽選機がない場合は、利用者に決められた範囲の数字を紙に書いて代用するのも良いでしょう。ビンゴになった利用者に景品を用意しておくと、さらに盛り上がりやすくなります。

今回紹介したレクは一例なので、必要に応じて内容をカスタマイズしてみましょう。

わいわいできるレクリエーションを取り入れよう

利用者のみんなで楽しむレクリエーションは、年代に関係なくわいわいできる機会といえるでしょう。利用者一人ひとりの趣味や興味にあわせた内容を提供することで、交流も深まりやすくなります。

また、レクは単に楽しむだけでなく、心身の健康にも好影響を与えるきっかけとなります。筋トレや脳トレにつながるレクを行うことで、利用者の「QOL(生活の質)」の向上が期待できるでしょう。

なお、体の動きの大きいレクの場合は安全面に十分な注意が必要です。ボールの行方やスリッパを目一杯飛ばそうと集中しすぎてしまうことで、転倒など事故が起こらないように、注意しながら進行していきましょう。

ぜひ今回の記事を参考にして、みんなで盛り上がるようなレクを考えてみてください。

道具なしでできるレクについては以下の記事で紹介しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
▶︎道具なしでできる!すぐにできる『簡単なレクリエーション』12選!

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この記事の著者

Rehab Cloud編集部   

記事内容については、理学療法士や作業療法士といった専門職や、デイサービスでの勤務経験がある管理職や機能訓練指導員など専門的な知識のあるメンバーが最終確認をして公開しております。

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