機能訓練やレクを楽しく継続できる「健康王国DX」のご紹介

運営ノウハウ

ICT活用

更新日:2024/12/17

「健康王国DX」は、業務用カラオケ「JOYSOUND」のエクシングが提供する介護施設向け音楽療養サービスです。利用者の満足度向上と職員の業務効率化を実現し、初期費用無料・月額定額制で導入も簡単。デイサービスや特養などさまざまな介護施設で導入実績があり、ITに不安がある方でも気軽に始められます。今回、健康王国DXのご担当者にお話を伺いました。

健康王国DXは、業務用カラオケ事業「JOYSOUND」で知られる株式会社エクシングが手掛ける介護施設向けの音楽療養コンテンツです。『「楽しむ」を健やかに。「働く」も健やかに。』をコンセプトに、個別支援やケアの可視化といった機能による利用者向けの満足度向上だけでなく、業務効率化の実現といった働く職員のサポートも目的としたサービスを提供しています。

デイサービス、有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、老人保健施設など、さまざま介護施設での導入実績があり、テクノロジーを駆使したDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進してサービスの一新を実現しています。初期費用無料で無料のお試し期間もあるため、ITに苦手意識がある方でも気軽に導入ができます。また、月額定額制なので、費用が明確でわかりやすいこともポイントです。

今回は、株式会社エクシングの健康王国DXのご担当者にお話を伺いました。

(インタビュー日:2024年10月25日)

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レク運営・利用者満足度を向上させる健康王国DX

健康王国DXは『「楽しむ」を健やかに、「働く」も健やかに』をコンセプトとしたタブレット向けのアプリケーションです。具体的には、介護施設で働く職員の業務効率化を図ることと、その施設の利用者の満足度を向上させることを目的としています。

レクリエーションや機能訓練をサポートするコンテンツをおもに提供していて、視覚的・直感的に使えることが大きな特徴です。画面をタップすれば簡単に操作できるので、職員の方にも、利用者の方にも安心してご利用いただけます。コンテンツを1つずつ画像で表示させるといった、わかりやすさに配慮した工夫も行っています。

操作がしやすいだけでなく、さまざまなシーンで気軽に使えることも健康王国DXの魅力の1つです。お一人でのご利用はもちろん、デイルームや共同スペースで大きなモニターに映像を写して、大人数で一緒にご利用いただくこともできます。

多様なニーズに応えられるよう、理学療法士や作業療法士に監修を依頼し、介護施設で働く現場の方々へのヒアリングも実施し、アップデートも頻繁に行っています。

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狙いは職員の工数を減らし、利用者に楽しんでもらうこと

施設の職員の負担を減らして、施設の利用者に楽しんでいただくためには、業務の平準化の実現と豊富なコンテンツの提供が重要になります。

レクリエーションや機能訓練を行う際に、コンテンツのバリエーションが乏しいとどうしてもマンネリ化してしまって利用者の方の満足度は下がってしまいます。健康王国DXは、そのような課題を解決するために、1,200種類以上のコンテンツを提供しています(2024年10月時点)。さまざまなコンテンツを組み合わせることで、バリエーションを無限に作ることが可能です。

このようなコンテンツのバリエーションを職員が作ろうとすると、会議を行ってレクリエーションの内容を検討し、必要となる飾り付けや道具を作るといった負担が発生します。そして、レクリエーションが得意な方が休職されたり、退職されたりすれば、サービスの品質が下がる場合もあるでしょう。健康王国DXをご利用いただけば、そのような負荷が軽減できるだけでなく、業務の平準化やサービスの品質を担保できます。

現場により向き合え、利用者のADL維持・向上を実現

職員の方の負担を軽減できると人にしかできないケアに注力できるので、利用者のADL(日常生活動作)維持や向上も実現できます。

高齢化が進んで働き手が減っているという状況では、一人ひとりの職員の負担が大きくなるでしょう。そのため、介護業界全体で人でなければできない仕事と、人でなくてもできる仕事をしっかりと分ける必要があると考えています。

人でなくてもできる仕事は、健康王国DXのようなサービスによって負担の軽減が可能です。そして、人でなければできない仕事にリソースを割くために私たちのサービスを導入していただければと考えています。そのような仕事に時間を割けると、結果としてADL維持向上にもつながります。

例えば、レクリエーションの体操のお手本は健康王国DXで代替可能です。動画にお手本を任せれば、職員はそのお手本をしなくてもよくなります。そうすると、利用者の横に寄り添って状況を確認しながら、一緒に踊ったり励ましたりできます。これは、まさに人にしかできない仕事です。コミュニケーションを取ることで利用者と職員の関係性もグッとよくなりますし、利用者のモチベーションやQOLの向上にもつながります。

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Rehab Cloudとの連携で個別機能訓練加算の算定がスムーズに

健康王国DXとRehab Cloudを連携させることで、個別機能訓練加算の算定がスムーズに行えます。Rehab Cloudは、計画・LIFE・記録・請求が誰でも簡単かつ安心して行えるデイサービス向けの科学的介護ソフトです。健康王国DXと連携させると、2,200種類以上の訓練マニュアルを元にリハビリ専門職が監修した機能訓練プロブラムがタブレットに配信されます。

登録を行ったグループごとの共通訓練分類を健康王国DXに登録すると、日替わりの推奨コンテンツの検索や登録ができるので職員の作業の効率化が可能です。動画の中で、訓練内容をわかりやすく説明してくれるので、職員は利用者への声掛けやフォローに集中できることもメリットです。

また、Rehab Cloudを活用すれば、手間のかかる個別機能訓練計画書を最短3分で簡単に作成。そして、計画だけでなく、個別機能訓練加算の算定までスムーズに行えます。Rehab Cloudとの連携により、日々のレクリエーションの充実だけでなく、個別機能訓練加算の計画や算定までスムーズに行うことが可能になります。

健康王国DXの特徴

健康王国DXの特徴として、1,200を超える充実したコンテンツ、運用のサポートによる業務効率化、訓練結果のスムーズな結果と可視化が挙げられます。

ポイント①1,200以上のコンテンツを実装、AIが用途に合わせて提案

健康王国DXは、1,200本以上のコンテンツを実装しており、条件を設定することでAIがプログラムを自動で提案してくれます。コンテンツは「体を動かす」「観る・癒やす」「遊ぶ」「歌う」といった4つの大きなカテゴリに分かれています。例えば「実践!口腔機能トレーニング」。愛知県言語聴覚士協会監修の舌と喉を鍛えるトレーニングです。その他にも「NOSS〜日本舞踏で筋力トレーニング〜」といった日本舞踏の動きを元にスポーツ科学を取り入れたユニークな運動プログラムもあります。

そのようなさまざまなプログラムの中から何をやろうか迷ったときには、「おまかせプログラム」を利用すればAIがレクリエーションの目的や時間に合わせて自動でプログラムを提案してくれます。

とはいえ、利用者から「ずっと使ってたら飽きちゃうよね」という声もあることは事実です。

もちろん、それは当然あることだと思っていて、私たちは利用者に「楽しい」と感じていただけるコンテンツの提供にはこだわっているので、飽きが来ないように毎月新しい追加コンテンツの配信を行っています。

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ポイント②スケジュール設定で安定した施設運用をサポート

スケジュール設定を行うと、健康王国DXがもう一人の職員のように安定した施設運用をサポートします。

スケジュール設定は、毎週決まった曜日の定期予約から、1日単位の予約も可能です。職員の方が事前に予約しておけば、自動でプログラムが流れます。例えば、デイサービスの利用者のお迎えの時間に、ウェルカムミュージックのようなものを毎朝流すという運用も可能です。そのようなスケジュール設定をしておけば「今日は突然バタバタしてしまった」というときに、音楽が流せなかったという問題も簡単に解決できます。

事前のスケジュール設定の時間があまり取れないという場合には、AIに任せることもできるので職員の一人として迎え入れるというイメージで導入いただけると良いなと考えています。

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ポイント③訓練結果をわかりやすく記録・可視化できる

機能訓練の結果を簡単に記録できて、わかりやすく可視化できることも健康王国DXのポイントです。記録は、取るだけでは全然意味がなく、それをどうアウトプットするかが重要です。

健康王国DXは、プログラムへの参加者を選択するだけで、個々の利用者の利用履歴が記録として残ります。そのような記録がカレンダーにも反映されるので、いつ何をやったかが一目でわかります。さらに、どのような運動を月間でどれくらいやったのかも可視化されます。

デイサービスであれば、ケアマネジャーはどんなことをやっているのか把握したいでしょう。施設を利用している方のご家族は、日々の取り組みが気になると思います。健康王国DXは、そのような気になる訓練結果をわかりやすい形で把握していただける見える化に取り組んでいます。ご家族の方をはじめ、新規顧客の方の安心感や満足感につながるように、見える化につながるような働きかけに今後も取り組んでいきたいです。

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介護施設の根本、ケアの質の向上に貢献したい

日本はこれから高齢者が増えて、働く人は減っていくと思います。ですので、働く人が働きやすい環境づくりを行っていく必要があります。職員の方の負担が増えれば、職場に定着しづらくなるといった問題も発生するでしょう。そのような課題を健康王国DXのようなテクノロジーで業務効率化を図り、ケアしていただきたいです。介護施設の根本は、利用者のケアの質を上げること。そのサービスの根本の質の向上に貢献したいと考えています。

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加算算定、書類業務でお困りならRehab Cloudがおすすめ

日々の加算算定業務や記録業務などで苦労されている人も多いのではないでしょうか?科学的介護ソフト「Rehab Cloud」であれば、現場で抱えがちなお悩みを解決に導くことができます。

例えば、加算算定業務であれば、計画書作成や評価のタイミングなど、算定要件に沿ってご案内。初めての加算算定でも安心して取り組めます。さらに、個別性の高い計画書は最短3分で作成できます。

記録した内容は各種帳票へ自動で連携するため、何度も同じ内容を転記することがなくなります。また、文章作成が苦手な方でも、定型文から文章を作成できるので、簡単に連絡帳が作成できるなど、日々の記録や書類業務を楽にする機能が備わっています。

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この記事の著者

Rehab Cloud編集部   

記事内容については、理学療法士や作業療法士といった専門職や、デイサービスでの勤務経験がある管理職や機能訓練指導員など専門的な知識のあるメンバーが最終確認をして公開しております。

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