自費リハビリ|保険適用との違い・効果・料金・注意点など徹底解説
機能訓練
2024/11/28
機能訓練
その他
更新日:2024/11/05
デイサービスや介護施設など、高齢者の機能訓練やリハビリテーションの効果を増加させる一環として、自宅や個別機能訓練以外の時間に適切な自主トレーニングを行ってもらうことがあります。運動や体操などん自主トレーニングを指導しても、実施方法や体の動かし方などがわからなくなってしまう方にはイラストや図を用いた自主トレーニングメニューを作ってお渡しすることが有効です。この記事では簡単に自主トレーニングメニューを作成できる方法を紹介します。
この記事の目次
デイサービス(通所介護)をはじめ、介護施設にはその利用者の能力に応じてできるだけ自立した生活を送れるよう、機能訓練指導員という職種の配置が求められています。しかし、介護施設の中で1対1で機能訓練を提供できる時間には限界があり、自主トレーニングや自主訓練という形でご利用者に運動や体操などに取り組んでいただくこともあります。
1種類だけの単純な自主トレーニングならばご利用者も覚えていられると思いますが、複雑な運動や体操を複数実施する自主トレーニングメニューになると、効果的に取り組んでいただくために図やイラストを用いて丁寧に解説書を作ってお渡ししたいという気持ちになります。
病院の理学療法士や作業療法士などのリハビリテーション専門職は、患者様のリハビリの効果を高めるために自主トレを指導することがよくあります。その際に自主トレーニングや自主訓練のやり方を伝えるために手書きのイラストや、パソコンのペイントソフトで棒人間を描き、それをワードやパワーポイントに貼り付けたりして「〇〇さん、自主トレメニューです!取り組んでみてください!」と渡すことがほとんどです。
患者様によくなってもらいたい一心で、熱中して自主トレメニューの説明書を作成しますが、イラストを書いたり写真を撮ったり、それをワードやパワポに貼り付けてに注意点を打ち込んだり、吹き出しをつけたり・・・1人分の自主トレメニューを作るのに1時間…2時間……ということもよくあります。もちろん熱意を感じて患者様のやる気がアップしますが、ちょっと非効率な作業ですよね。
介護施設でも機能訓練の延長で、自主トレーニングを指導することはよくあり、その際には同じように写真やイラストなどを用いていると思います。
もし通所介護などで要介護者・要支援者などのご利用者に機能訓練を提供している場合には、「機能訓練支援ツール リハプラン」を使うと、機能訓練の目標や目的に合わせたわかりやすいイラストや図入りの自主トレメニューを簡単に作成して、印刷してお渡しできるのです。
もし機能訓練に本格的に取り組んでいて個別機能訓練計画書も作成している場合にはとても簡単な作業で作成でき、理学療法士や作業療法士などのリハビリ専門職も納得する豊富な運動プログラム・グループエクササイズ・集団体操・生活機能・ADL・IADL・趣味・活動など幅広い機能訓練に関わる業務を効率的にすすめられます。
ご高齢になっても自分の健康を保つために努力するという方は多く、高齢者の機能訓練への期待は大きいです。ご利用者の方々にどのようなリハビリテーション・機能訓練を行うべきか考え、実際に効果的であると検証したら、効果が出る頻度や時間取り組んでいただきたいですよね。介護施設で体を動かしたりすることも大切ですが、そのほかの時間寝たきりになっていたり、何もすることがなくて暇を持て余してしまっていてはもったいないです。
ご自身でできることはご自身で行うことにより、能力の維持、向上を図れるように取り組みましょう。
レッグエクステンション、トーソフレックス、チェストプレス、レックプレス、ヒップアブダクション、握力を鍛えるハンドグピップなど、身体機能や体力を評価し、マシンを選択して運動していただきます。
▶︎リハビリにおけるバランス評価の種類と測定方法の基礎知識
平行棒や手すりなどの棒につかまり、片足立ちや前後左右へのステップ、足の筋力強化やステップ台昇降運動などを行います。
▶︎握力の測定方法と平均値|成人から高齢者までの平均値をご紹介
歩行状態をアセスメント評価し、歩行状態に合わせて平行棒やつえ、歩行器を使用するなどの歩き方のアドバイスや距離の設定をして歩行練習に取り組んでいただきます。転倒リスクもあるため、自主トレーニングとして散歩など独歩をする場合には、十分な歩行の安定性が得られてからとなります。
▶︎高齢者の転倒予防体操|効果的な体操まとめ【全18種】
自主トレーニングメニューの定番として、筋力トレーニングやストレッチがあります。立位が安定している方には自重荷重によるスクワット運動のメニューを立てたり、膝関節や足関節などの可動域制限や柔軟性低下などに対してのストレッチを行ったります。筋力トレーニングやストレッチを自主トレーニングとして行っていくためにはわかりやすいイラストや図を使った自主トレメニューの説明書が役立ちます。
▶︎高齢者向けリハビリ体操 全22種|座ってできる最適な運動方法とは
高齢者は体力が低下しやすく、日々体力を維持するために気をつけなければなりません。そのために有効なのが日常生活での動きや、家事・散歩などの日常を継続することが有効です。まだ自立度が高い方でしたら階段の上り下りをすることや、ゴミ捨てをすること、洗濯や洗濯物干しをするなど、図やイラストがなくてもわかる自主練習ではないようなことも生活機能訓練という意味で考えれば大切な自主トレになります。
▶︎ADLとIADLの違いとは?定義・評価・訓練の違いについて解説!
個別対応以外に、集団体操や目的やレベルに応じた全身的なストレッチや手足の筋力強化運動などを行うことも自主トレになり得ます。もし規模の大きな介護施設などで、集団で体操するときの付き添いスタッフなどに効果的な方法や運動プログラムの流れなどを伝えるためにはイラストや図も使った方が良いこともあります。「機能訓練支援ツール リハプラン」は、グループでの体操や機能訓練のグループ分けや、座位で座って行う運動なども多いので便利に活用できます。
今回の自主トレーニングメニューの作り方についてはいかがでしたか?
効果的な自主トレメニューの作成には、十分なアセスメントと目標設定が必要です。
その上で、写真やイラストを効果的に使って素敵な自主トレメニューが作成できるといいですね。
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