整容動作の機能訓練とリハビリ:訓練手順と目的・必要な機能とは
機能訓練
2024/11/06
機能訓練
下肢
更新日:2024/06/25
体幹に効果的なトレーニンググッズとして知られるバランスディスク。この道具を使用した下半身・体幹のトレーニングをしたことはありますか?バランスボールに比べてもバランスディスクは場所をとらず、使用方法も簡単です。今回は、下半身・体幹に効果的なバランスディスクトレーニングをまとめて30種ご準備しました。あなたはどのトレーニングに挑戦しますか?
この記事の目次
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バランスディスクは、別名バランスクッション、アジリティディスクと呼ばれ、元は医療用として開発された体幹やバランス機能を高めるための道具です。近年では医療用を問わず、スポーツ選手のトレーニングやフィットネスジムなど一般の方でも使用されることが増えてきました。
バランスディスクは、不安定な環境下でトレーニングすることで主に3つの効果が期待できます。
【バランスディスクの効果】
また、バランスディスクの効果についてリハビリテーションの論文を調べてみると、近藤ら(2009)は”バランスディスクは平地やバランスパッド上での立位に比べ、高いバランス能力が必要になる”と報告しています。
その他にも、バランスディスクを使用した運動後に「歩行の速度」や「起居動作の速度」、「立位・座位バランス」などの能力の向上が認められたという報告されています。これは、バランスの能力が向上しただけでなく、体幹筋が賦活されたことも考えられます。
これらのことからバランスディスクは「バランストレーニング」としてだけでなく、「体幹筋の強化」「姿勢の改善」などの運動機能にも効果が期待できることがわかります。
これらの効果を高めるためにバランスディスクの使い方を理解して多種多様なトレーニングを行っていきましょう!
近藤 篤「バランス能力の違いによる異なるバランスツール上での重心動揺の変化」
平成29年7月10日アクセス
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バランスディスクの使用方法は姿勢によっても異なりますが、基本的にはバランスディスクの上に座ったり、立つことで不安定な環境になるように使用します。
ここでは、一般的なバランスディスクに「座る」時の正しい使い方のポイントをご紹介します。
【バランスディスクの正しい使い方(座位編)】
さらに、バランスディスクを使用したトレーニングを始める前にはこちらの注意点も理解して安全に取り組むようにしましょう。
【バランスディスクの注意点】
まずは、バランスディスクを椅子の上に乗せた簡単な運動方法からご紹介していきましょう。こちらの運動は、バランスディスクを活用して座面を不安定にすることで、太ももの筋力アップと体幹筋を同時に鍛えることができる一石二鳥の運動です。
【使い方のポイント】
バランスディスクを含めたバランストレーニングについてはこちらの記事でもご紹介しています。興味がある方はこちらをご覧ください。
▶︎バランス感覚を鍛えるトレーニングの効果と方法【全12種】
こちらは、バランスディスクに座ってできる体幹のトレーニングです。バランスディスクに座った状態でバランスを保ちながら両膝を持ち上げることでバランス能力や体幹筋(主に腹直筋、腸腰筋)を鍛えることができます。バランスを崩さないように注意して取り組みましょう。
【使い方のポイント】
バランスディスクを活用した腹筋トレーニングはこちらの記事で詳しくご紹介しています。腹筋トレーニングもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
▶︎バランスディスクを使用して体幹・腹筋トレーニングをしよう!
続いて、こちらの運動は体育座りでバランスディスクに乗る骨盤トレーニングです。バランスディスクを活用することで骨盤の前後運動や左右運動を促し、骨盤調整や体幹筋力を賦活する効果が期待できます。
【鍛える筋肉】
腹筋:骨盤底筋群、腹直筋、腹斜筋、腸腰筋
背面筋:脊柱起立筋、多裂筋、半棘筋
【使い方のポイント】
骨盤のトレーニングにはバランスボールもお勧めです。バランスボールを活用したトレーニングも検討したいという方はこちらの記事をご覧ください。
▶︎バランスボールのトレーニング|姿勢別の使い方とは
続いて、バランスディスクを活用した椅子からの立ち上がりトレーニングです。こちらの運動では、立ち上がりに必要な重心移動とバランス能力はもちろんのこと、接地面を不安定にすることで下肢・体幹筋の向上にも効果が期待できます。転倒のリスクを伴う運動でもあるため、環境設定や周囲の配慮には十分注意しましょう。
【使い方のポイント】
こちらの運動は、バランスディスクに立ち、姿勢を保つ立位保持トレーニングです。バランスディスクの上に立つと椅子に座った時に比べ、支持基底面が狭くなり、重心位置も高くなるため、不安定性が増します。
まずは、簡単な立位保持から取り組んで行きましょう。運動の際は、バランスが不安定になるため転倒には十分注意しましょう。
【使い方のポイント】
こちらの運動は、バランスディスクの上に立ち足踏み運動を行うバランストレーニングです。立位保持に比べて、バランスディスクの上で片足立ちになるため不安定性が増します。
そのため、立位バランス能力やお尻・体幹筋のトレーニングとして効果が期待できます。左右にバランスを崩さないように注意して取り組みましょう。
【使い方のポイント】
続いて、こちらの運動はバランスディスクの上でスクワットを行います。スクワットは、主に太ももの筋力トレーニングとして有名ですが、バランスディスクを活用することで不安定性を高め、バランス能力をアップする効果が期待できます。
ご紹介する運動では、バランスディスクを1つ使用していますが、能力に応じて2つ使用していただいても構いません。また、ダンベルなど別の道具も使用することで難易度をあげることが可能です。
【使い方のポイント】
こちらの運動は、ランジと呼ばれる太ももと体幹筋のトレーニングです。バランスディスクを前後に2個設置して不安定な環境を整えます。バランスディスクを使用したランジトレーニングでは太ももの筋力アップだけでなく、姿勢を保つために必要な骨盤底筋群や股関節の内側・お尻の筋肉も効果的に鍛えることができます。
【使い方のポイント】
バランスディスクとセラバンドを使用した、難易度MAXの下肢・体幹トレーニングです。体幹の安定性を主として、下半身をダイナミックに鍛えることができます。バランス能力に自信のある方は是非挑戦してみてください。
【使い方のポイント】
続いて、こちらの運動はバランスディスクを活用した腕立て伏せのトレーニングです。主に胸や二の腕の筋力アップに効果が期待できますが、バランスディスクを活用することで体幹筋にも効果が期待できます。難易度を高めたい方は、膝が床につかないようにしましょう。
【使い方のポイント】
続いてこちらの運動は、バランスディスクを活用したダイアゴナルと呼ばれるトレーニングです。ダイアゴナルトレーニングは、主に背面筋の多裂筋や脊柱起立筋を鍛えることができますが、バランスディスクを活用することで腹筋群にも効果が期待できます。
【使い方のポイント】
多裂筋の姿勢別のトレーニングとストレッチについて知りたい方は、ぜひこちらの記事をご一読ください。
▶︎多裂筋とは|腰痛に効果的なトレーニングとストレッチ【全12種】
こちらのバランスディスクトレーニングは、プランクと呼ばれる運動です。プランク運動は足先から頭までを一直線にしたまま保持する体幹のトレーニングですが、肘の下または足の下にバランスディスク置くことでより効果的に体幹筋力を鍛えることができます。
【使い方のポイント】
こちらのバランスディスクトレーニングは、サイドプランクと呼ばれる運動です。バランスディスクの上に足を置き、肘をついた状態から足を開き、上体をキープすることで体幹の安定性を高めることができます。
体幹筋の中でも主に、外腹斜筋及び中臀筋の強化の効果が期待できます。主にテニスやサッカー、バスケットボールなど方向転換を含むスポーツマンにオススメの運動メニューです。
【使い方のポイント】
こちらのバランスディスクのトレーニングは、ヒップアップと呼ばれる運動です。主にお尻や体幹の安定性を高めることができます。足の下に不安定なバランスディスクを固定することで太ももやお尻の協調的な筋肉の働きを賦活する効果が期待できます。
【使い方のポイント】
こちらのバランスディスクのトレーニングは、V字バランスと呼ばれる体幹のトレーニングです。V時バランスはその名の通り、お尻の下にバランスディスクを置いた状態で体をVの字に保持します。
腹筋を中心に、姿勢を保持するために必要な体幹筋力を鍛えることができます。皆さんは何秒間姿勢を保つことができますか?
【使い方のポイント】
こちらの運動は、バランスディスクの上で野球のキャッチャーの動きをするトレーニングです。両足の下にバランスディスクを置くことでバランス能力だけでなく、お尻周りの筋力を中心に鍛えることができます。
中腰姿勢やしゃがみ込んだ姿勢が多い、野球やバスケットボールなどのスポーツ選手にオススメのトレーニングです。
【使い方のポイント】
こちらの運動は、バランスディスクの上でスイングの動きをするトレーニングです。バランスディスクを活用して不安定な環境を作ることで体幹の安定性を高めることができます。
また、立って姿勢で行うことで太ももやお尻など下半身の筋力アップにも効果が期待できます。体幹の軸を鍛えたいゴルファーや野球選手などにオススメのトレーニングです。
【使い方のポイント】
投球時の体幹・下半身の安定性を高めるバランスディスクトレーニングです。バランスディスクを使用して不安定な環境でピッチングを行うことで下半身・体幹の安定性を高めることができます。野球の投手のトレーニングとしてオススメです。
【使い方のポイント】
【終わりに】
下半身・体幹に効果的なトレーニング方法を30種類ご紹介させて頂きました。今回の内容を参考に、バランスディスクを使用して体幹筋の強化やバランストレーニングに取り組んでいただければ幸いです。
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