整容動作の機能訓練とリハビリ:訓練手順と目的・必要な機能とは
機能訓練
2024/11/06
機能訓練
その他
更新日:2024/10/21
通常のリハビリでは介護保険・医療保険のどちらかを利用して利用者負担1~3割でリハビリを行います。保険適用外の場合は「自費リハビリ」としてリハビリすることが可能です。ここでは、自費リハビリの内容や提供施設などについて解説しています。自費リハビリについて利用者から質問が来た場合に参考にしてください。
この記事の目次
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自費リハビリとは、「保険適用外のリハビリ」のことです。基本的に、リハビリは医療保険や介護保険の適用のもとで行われ、日数や内容が決められています。
保険適用なので費用の自己負担が少ない代わりに、一定の期間でリハビリが終了します。
自費リハビリは保険適用外で自費になる一方で、日数をはじめとした制限がない状態でリハビリを受けられるのが大きな特徴です。
そのため、自分が納得がいくまでリハビリを受けることが可能です。
前提として、この記事では医療保険・介護保険の適用ではないリハビリのことを「自費リハビリ」として扱いながら解説をします。
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自費リハビリと保険適用のリハビリには、どのような違いがあるのでしょうか。ここではそれぞれの違いについて詳しく解説します。
介護保険外サービスについて知りたい方は、こちらの記事をご一読ください。
▶︎介護保険外サービス一覧|種類と事例・サービス提供時の注意点など徹底解説
まず、保険適用のリハビリの種類についておさえておきましょう。保険適用のリハビリには、「介護保険」と「医療保険」の2種類があります。
それぞれの保険で提供されるリハビリや提供施設について、以下の表にまとめました。
介護保険 |
|||||
---|---|---|---|---|---|
提供施設 |
介護施設のリハビリ |
訪問リハビリ |
訪問看護によるリハビリ |
||
|
|
|
医療保険 |
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---|---|---|
訪問リハビリ |
訪問看護によるリハビリ |
|
名称 |
在宅患者訪問リハビリテーション指導管理料 | 訪問看護基本療養費 |
提供施設 |
病院・診療所 | 訪問看護ステーション |
次に、自費リハビリについてご紹介します。
自費リハビリを提供している施設や内容などを以下の表にまとめました。
提供している施設 |
|
---|---|
リハビリの内容 |
利用者の希望に沿った内容を実施 |
担当するリハビリ職 |
|
自費リハビリを受けられる施設はさまざまな種類があり、訪問型サービスも提供しています。また、医師の指示が必要な保険適用リハビリよりもリハビリ内容の自由度が高い傾向にあります。
自費リハビリを選ぶのには、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここではメリットについて詳しく解説します。
まず、自費リハビリでは自由度の高いリハビリプランを組める点です。保険適用のリハビリでは、医師の指示のもとで行われるため、ある程度の制限があります。
一方で、自費リハビリは内容に制限がなく、本人が希望したリハビリを受けることが可能です。内容の自由度が高ければ、その分本人にとって満足度の高いリハビリを行えるでしょう。
理学療法士や作業療法士などのリハビリ専門職による、質の高いサービスを受けられるのもメリットの1つです。リハビリ専門職と相談しながらリハビリを進めていくことで、自身が考えている目標の達成につながるでしょう。
また、保険適用でのリハビリはセラピストを指名できませんが、自費リハビリでは施設によっては指名が可能です。そのため、技術の高いセラピストに継続してリハビリをしてもらえる可能性もあります。
自費リハビリに回数の制限や期限は設けられていません。保険適用のリハビリでは疾患によって期限が設けられており、基本的に最大で180日と決められています。
一方で、自費リハビリは保険によるサービスではないため、そのような制限がなく、納得がいくまでリハビリを受けられます。
自分の好きな時間帯や曜日、回数などを選びながらリハビリを進めることが可能です。このように、自費リハビリは保険適用のリハビリにはないメリットが多くあることがわかるでしょう。
介護のリハビリに関する概要は、以下の記事でさらに詳しく解説しています。基礎知識として役立ちますので、ぜひご一読ください。
▶介護リハビリの全て|リハビリテーションの定義や重要性・機能訓練との違いなどリハビリの全てを解説
自費リハビリの料金は全額自己負担なので、保険適用のリハビリよりも高めとなっています。料金の相場としては、1時間8,000〜10,000円あたりが目安です。
施設によって料金に差があったり、さまざまなプランを提供していたりすることもあるので、自費リハビリを探す際はよく確認しておきましょう。
自費リハビリを利用する際の注意点としては、以下の通りです。
料金の項目で解説した通り、自費リハビリは高額になりやすい点に注意しましょう。
金銭的な負担を減らしながらリハビリを受けたい場合は、保険適用のリハビリを活用したほうが良いケースもあります。
自費リハビリのなかには、医師の指示がない状態でリハビリを提供している場所もあります。
その場合、医療機関との連携が取りづらく、リスク管理を十分に整えられないままリハビリを行ってしまう可能性があります。
自費リハビリを検討している場合は、以前リハビリを受けていた医療機関から紹介状を書いてもらうことも1つの手段です。
そもそも、自費リハビリを提供している機関が少ないというデメリットもあります。
都市部には自費リハビリのサービスは多い傾向にありますが、人口の少ない地方では提供している数が少ないことも珍しくありません。
そのため、自費リハビリを受けたくても近くにない、というケースもあるでしょう。
全ての事業所のWebサイトの質が担保されているとは言い難いため、個別の情報を得にくいのがデメリットと言えます。
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自費リハビリは、保険適用のリハビリと比較すると内容の自由度が高く、本人が納得するまでサービスを受けられるメリットがあります。
その一方で、保険適用外なので料金は全額負担である点や、自費リハビリを提供している機関が少ないというデメリットも存在します。
このような自費リハビリのメリット・デメリットを把握したうえで、どちらのリハビリを活用すべきかを検討することが大切です。
ぜひ今回の記事を参考にして、自費リハビリの特徴をおさえておきましょう。
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