手指のリハビリ体操|高齢者の指先を動かす手遊び・体操・トレーニング

機能訓練

全身

更新日:2024/10/17

ご利用者様に提供するリハビリ体操をお探しではないですか?最近の運動は飽きてしまい、情報に困ってる様子。毎日提供する運動内容が同じだと、ご利用者様の方々も飽きてしまいます。飽きはマンネリ化をもたらし、参加意欲を阻害してしまいます。今回は道具を使わず座って出来る、簡単リハビリ体操の一部をご紹介します  

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リハビリ体操の効果をご利用者様にも伝えよう!

「座って出来るリハビリ体操」では簡単な手先の運動と足元の運動をご紹介していきます。

リハビリ体操は、10 分間の軽運動でも認知機能(実行機能)の活動が高まるなどと言われています。それらの効果をご利用者様に対し、丁寧に説明していき、空き時間の10分間の運動として導入していきたいものですね。

参照:軽い運動でも認知機能は高まる!

高齢者向けの座ってできるリハビリ体操についてさらに詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事をご一読ください。
▶︎高齢者向けの座ってできるリハビリ体操をご紹介! | 全22種

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リハビリ体操 | 手先の協調的な運動をしよう

まずは手先の運動から行いましょう。

この運動では指先の巧緻動作の向上だけでなく、目と手の協調動作を伴いますので、脳の活性化や認知機能面を賦活する効果があります。

【運動のポイント】

  1. まずはゆっくりと行い、反対回りも提供しましょう。
  2. 可能な方は速度を上げ、さらに言えばご自身で回数を数えて頂きます。
  3. さらにレベルを上げるなら、閉眼にて行ってみましょう。

細かい運動になりますので、利用者の運動能力に合わせて行いましょう。

リハビリ体操 | 手先のつまみを鍛えよう

この運動では指先の指腹つまみ、指尖つまみ、三指つまみなど様々な把持のトレーニングとしてオススメしています。

ピンチ力の強化は、書字やボタン掛け、箸の操作など日常生活動作に影響しますので、デイではオススメの運動です。

ただし、この動作は指先の力を要しますので、関節リウマチの方や末梢神経疾患や重度の感覚障害の方にはあまりお勧め出来ません。

※手指のリハビリ体操をもっと探したい方はこちらをチェック!

リハビリ体操 | 座って出来る足首の運動をしよう

足首から足の指の運動をご紹介します。

足の指を動かすことは、歩行時のつまずきや転倒の予防に効果的と言われており、デイなどでもタオルギャザーを中心にとりくまれている方も多いのではないでしょうか。

ただし、重度の感覚障害、外反母趾や痛風の方など疼痛を伴うリスクがある方には不適切の場合がありますので、十分に注意して行いましょう。

リハビリ体操 | 座ってできる足首の運動をしよう〜応用編〜

先ほどご紹介した、足指の運動の応用編をご紹介します。

足を立てたり、足を組んだ姿勢は、爪切りや更衣動作、洗体動作、入浴動作などのADL場面にも繋がるため、応用的な運動として実施してみましょう。

こちらの運動は、膝や股関節の疼痛の有無や既往歴(膝関節や股関節のOpe歴)等の確認を必ず行うようにしましょう。


※座ってできる足首のリハビリ体操をもっと探したい方はこちらをチェック!

いかがでしたか。今回は座って出来る簡単リハビリ体操をご紹介しました。マンネリ化した状態で運動するのも、それを提供するのも双方ともに辛いですよね。せっかく運動をするなら、楽しく、効果的な運動を提供していきたいものです。その上で満足して頂けるなら、最高ではないでしょうか。

デイサービス・機能訓練指導員が活用できる「リハビリ体操・運動」関連の記事を一挙にまとめました。状況に合わせてうまく活用していただけたら嬉しく思います。記事が増えていけば随時更新していきます。

▶︎【完全保存版】デイサービス・機能訓練指導員が活用できる高齢者のためのリハビリ体操・運動まとめ|随時更新

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この記事の著者

作業療法士  大屋 祐貴

作業療法士として、回復期リハビリテーション病院や救急病院、訪問リハビリに勤務し、医療・介護現場の幅広い分野を経験。現場のリハビリテーション技術を高めるために研修会の立ち上げ等を行う。

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