介護のアセスメントとは?目的や重要性・書き方のコツやポイントを紹介
現場ノウハウ
2024/04/26
現場ノウハウ
お役立ち情報
更新日:2024/04/07
私達スタッフはご高齢者にどのような「関わり方」ができるのでしょうか?「そばに寄り添う姿勢で耳を傾ける」などコミュニケーションに関してのノウハウをよく耳にします。今回はデイケア・デイサービスの介護現場で働く方のために、ご利用者様との関わり方について作業療法士(リハビリ職)の視点からご説明していきます。介護現場の基礎知識アップとして是非読んでいただきたいと思います!
医療や介護のスタッフは、ご利用者様に「その人らしい生活」「その人が望む生活」が送れるためにサービスを提供しています。
作業療法士が考えるご利用者様との関わり方は「人・環境・作業」の相互関係という視点を取り入れています。
「人・環境・作業」とはどういった考え方なのでしょうか?それぞれについて解説していきましょう。
この「人」「環境」「作業」の3つを総合的に捉えてサービスを提供することが、ご利用者様との関係性を構築する上での糸口となってくれるわけです。
山内 寿恵「クライアント中心の作業療法における叙述データの有用性」
2016年10月20日アクセス
ご利用者様との関わり方のポイントとして「自己効力感(Self-efficacy)」という考え方があります。
自己効力感とは、ある具体的な状況において適切な行動を成し遂げられるという予期および確信のことをいいます。
つまり、ご利用者様に「よしやってみよう」と思わせることができるかどうかがポイントとなるのです!!
参照:自己効力感,不安,自己調整学習方略,学習の持続性に関する因果モデルの検証(平成28年11月17日アクセス)
自己効力感を高める、以下の4つのポイントをご紹介します。
つまり、ご利用者様が課題を達成できることを「言葉で説明」し、同様な課題を「他者が達成」したり、「自身で達成」したりすることが重要と言えます。
介護の現場では、集団体操やレクリエーションの時間にこのような場面が想定できませんか。
ご利用者様が自分でやれる、できると言った環境づくりを提案することが介護のプロと言えるのではないでしょうか。
声掛け(ご利用者様が課題を達成できることを言葉で説明)や代理体験、成功体験ができる環境づくりはご利用者様との関わり方として重要です。
例えば、運動やレクリエーションであれば、ご利用者様にとって難しすぎず、簡単過ぎない「活動」を選定することがポイントとなります。
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