自費リハビリ|保険適用との違い・効果・料金・注意点など徹底解説
機能訓練
2024/11/28
機能訓練
全身
更新日:2024/06/25
高齢者にとってボール体操は、身体に負担が少なく、怪我をする心配がない安全で効果的な体操です。また、子どもの頃に手毬(てまり)などで遊んでいたため、馴染みのある道具でもあります。今回は、高齢者や車椅子の方でも安全で簡単に取り組めるように、イスに座ってできるボール体操を厳選して14種類ご紹介します。デイサービスや高齢者施設の体操として参考にしていただければ幸いです。
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ボール体操は、ボールをつぶしたり、引っ張ったり、投げたり、回したりすることができるので以下のような様々な効果が期待できます。
■ボール体操の効果
高齢者は怪我や病気だけでなく、若い頃と比べて運動量が少なくなったり運動習慣が乏しくなる場合も多く、身体の衰えを感じることも多くなります。そこで、定期的な運動として、ボール体操がおすすめです。
高齢者が体操を続けることで筋力アップや介護予防ができるだけでなく、生活習慣病の予防やメタボ、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)、フレイル、サルコペニアの予防にも効果が期待できます。さらに、今回ご紹介するボール体操は、衰えているご高齢者の身体に負担が少なく、怪我をすることが少ない道具です。
※ボール体操の他にもバランスボールの体操もご紹介しています。こちらも要チェックです。
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まずは、高齢者が使うことを前提とした、ボールの「大きさ」と「硬さ」にしておくことが重要です!
ボールの大きさは、持ちやすく、掴みやすい「直径15cm〜20cm」のものを使いましょう。さらにボールを握りやすくするために、空気少し抜いて、軽い力で掴めるようにしておくと良いでしょう。ビニール製のボールであれば、100円ショップなどでも販売しています。
高齢者は人によってさまざまなな病気や怪我を抱えていることがあるため、ボール体操を行う前に以下を注意しておきましょう!
ではここから高齢者向けのボール体操をご紹介していきます。
まずは、上半身のボール体操からまとめてご紹介します。
それでは、高齢者が椅子に座って楽しめるボール体操をご紹介していきます。
まず初めに、合掌をするようにボールを押しつぶす体操方法です。ボールを両手で挟んで持ち、手のひら全体でボールを7秒間つぶします。
【効果】
【体操のポイント】
【回数】
続いて、ボール引っ張り体操のご紹介です。
ボールを両手で挟んで持ち、指を使ってボールを7秒間引っ張ります。その際、手のひらがボールにつかないように意識しましょう。
【効果】
【体操のポイント】
【回数】
続いてボールを使用した腰回し体操のご紹介です。
ボールをお腹に沿って回していきます。こちらのボール体操は、2人組などペアで取り組むことで高齢者のレクリエーションとしても楽しめます。小さな円を描くように動かし、少しずつ円を大きくしたり肩の高さで回りするのもオススメです。
【効果】
【体操のポイント】
【回数】
さらに、難易度をアップさせたのがボール大回し体操です。今度は、顔の正面で大きく円を描くようにボールを回していくことで肩や腕全体を動かす体操をすることができます。
【効果】
【体操のポイント】
【回数】
ボール太鼓叩きの体操方法です。
膝の間にボールを挟み、ボールが落ちないように両手で交互にボールを叩きます。参加者全員で数を数えたり、隣の人のボールを叩くなどバリエーションを増やして楽しむこともできます。
【効果】
【体操のポイント】
【回数】
次に、ボール投げ体操のご紹介です。
ボールを頭上に投げて胸の正面でキャッチします。できるだけ高く投げたり、ボールを投げている間に手を叩いてキャッチする、肩を叩いてキャッチするなどバリエーションや難易度変えてチャレンジしていきましょう。
【効果】
ボールを投げる、キャッチするといったコントロールを鍛えることができます。また、ボールに対して素早く反応したり、俊敏性を鍛えることができます。
【体操のポイント】
【回数】
続いては、首のボール体操をご紹介します。
首の後ろでボールを押しつぶすことで首の後面の筋力アップと喉元の柔軟性を高めることができます。高齢者においては円背姿勢などの影響から首の筋肉が弱くなったたり動かしにくくなります。
食べ物を飲み込み難い方、剃りや整髪がしづらい方などにもオススメの体操です。ボールを活用して首回りをエクササイズしていきましょう。
【効果】
【体操のポイント】
【回数】
ここからは、下半身の高齢者向けボール体操をまとめてご紹介します。
ここからは、足や太ももなどの下半身を使ったボール体操をご紹介していきます。
ボールかかとつぶし体操では、靴を脱ぎ、足の裏でボールを10秒間押しつぶします。ボール体操のバリエーションとして、足の裏全体で押しつぶしたり、つま先だけでつぶしたりとボールを押す箇所を変えるのも良いでしょう。
【効果】
【体操のポイント】
【回数】
続いては、内ももでボールをつぶす体操です。
ボールを太ももの間に挟み、7〜10秒程度押しつぶします。片麻痺の方の場合は、片手でボールを支えたり、介助者がボールを保持してあげるのも良いでしょう。
【効果】
【体操のポイント】
【回数】
ボールを股関節のつけ根でつぶす体操です。
ボールを落とさないように太ももをあげ、7〜10秒程度押しつぶします。足の付け根は、上半身と下半身を繋ぐため歩行に重要な筋肉です。最近、歩きがふらつきがあるなどのご高齢者におすすめのボール運動です。
【効果】
【体操のポイント】
【回数】
続いて、ボール転がし体操のご紹介です。
靴を脱ぎ、足の裏でボールを前後、左右、円を描くなど転がしていきます。その際にボールが逃げないように適度に圧を加えながら足を動かしましょう。
【効果】
【体操のポイント】
【回数】
では最後は、高齢者向けボール体操の応用編をまとめてご紹介します。
続いて、ボール体操の応用編としてボールドリブル×じゃんけん体操をご紹介します。片手でドリブルをしながら、じゃんけん(グー・チョキ・パー)をしていきます。ご高齢者のレクリエーションとしては難易度が高い体操ですが、ぜひチャンレンジしてみてください。
【効果】
【体操のポイント】
【回数】
※高齢者の頭の体操・脳トレを目的としたボール体操についてはこちらの記事もおすすめです。
ボール体操にはペアでできる方法もあります。
こちらの体操は、ご高齢者同士が対面に座り、ボールを引っ張り合う体操です。2人組や数人で体操を行うことでレクリエーションとして楽しみながら体操に取り組みことができます。ボール体操をゲーム感覚で楽しみたい場合はおすすめです。
【効果】
【体操のポイント】
【回数】
こちらのボール体操は、ペアでできるボール回し体操です。椅子を背中合わせにセッティングする必要がありますが、先ほどと同様に介護現場のレクリエーションとしてボールリレーをしたりと高齢者同士でゲーム感覚で楽しむことができます。
【効果】
【体操のポイント】
【回数】
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今回は、高齢者にオススメのボール体操を全14種類ご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
デイサービスなどの高齢者施設でボール体操を楽しく効果的に行っていくには、馴染みのある音楽と合わせてボール体操を行ったり、参加者で声を掛け合ってリズムをとったり、テンポを上げて取り組んだりといろんなバリエーションにも挑戦してみてください。
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